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【バド五輪レース前半戦】世界王者・桃田賢斗、好調の周天成が一歩リード!<男子シングルス>

9/17(火) 11:16配信

バド×スピ!/バドミントン・マガジン

8月に開催されたバドミントンのビッグイベント、第25回世界選手権(スイス・バーゼル)で6個のメダルを獲得した日本代表は、9月上旬の強化合宿を終え、17日から開幕する中国OP(常州/Super1000)に参戦する。ここでは、来年の東京五輪出場をかけた五輪レースが始まった5月から8月までの前半戦を振り返りながら、中盤戦(9月~12月)に向けて男子シングルスを展望していく(文/バドミントン・マガジン編集部)。

5月から始まったバドミントンの五輪レースは、世界選手権を終えた時点でトップ選手が出場する上位大会(Super500以上)4大会を消化した。

前半戦で好調をキープしたのは、4大会中2優勝を飾った桃田賢斗と、台湾の周天成(チョウ・ティエンチェン)の2人だろう。桃田は世界選手権、周天成はインドネシアOP(S1000)と、五輪レースに直結する「世界ランキングポイント」の高ポイントが獲得できる大会で優勝。桃田はそのほかにジャパンOP(S750)も制している。5月から参戦している大会は団体戦のスディルマン杯(5月/中国)、インドネシアOP(7月/結果は16強)、ジャパンOP(7月)、世界選手権(8月)の4大会。ほかのトップ選手に比べると数は少ないものの、そのぶん体への負担を抑えたスケジュールとなっている。8月は世界選手権の1大会のみだっただけに、連戦時よりも疲労は大きくないだろう。9月以降の上位大会が連続する中盤戦での好結果が求められる。

連戦に強い台湾のエース。タイの若手にも注目!

同じくインドネシアOPとタイOP(S500)の上位大会で優勝を果たした周天成は、すでに7大会に出場。9月頭の地元台北OP(S300)にも参戦し、見事優勝を果たした。もともとフィジカルが強い上に、連戦を苦にしない選手。大会が続いても、試合のパフォーマンスに大きな問題はない。むしろ、前半戦で高ポイントを獲得できたことによって、今後に出場する大会のスケジュールの調整もしやすくなっただろう。
周天成は昨年までは爆発力に欠ける印象だったが、今年に入ってプレー面での安定感が増したことで、しっかり好成績を継続できるようになった。世界ランキング1位の桃田にとっては、これまで以上にやっかいな相手となりそうだ。

この2選手以外に前半戦で結果を残したのが、タイの若手エース・カンタフォンとインドのサイ・プラニース・B.。そして欧州勢として孤軍奮闘しているアンダース・アントンセンの3選手だ。カンタフォンは上位大会で決勝進出こそないものの、今季2大会でベスト4に入るなど、上位に勝ち進む力をつけている。まだまだ荒削りな一面もあるが、トップ選手と対等にラリーができるようになった20歳(18日に21歳)は、五輪レースの中で飛躍する可能性を大いに秘めている存在といえそうだ。

また、サイ・プラニース・B.は、シングルスに好選手を揃えるインドの中で一歩抜け出した。サミール・バラマ、プラノイ・H.S.、そしてケガで遅れをとっているスリカンス・キダムビも今後追い上げてくるだけに、中盤戦以降のインド勢には注意が必要だ。

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