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三芳合金工業、航空機材料の加工精度向上。専用旋盤導入、切削工具開発

9/17(火) 6:06配信

鉄鋼新聞

 銅合金の押出・鋳鍛造品メーカーである三芳合金工業(本社・埼玉県三芳町、社長・萩野源次郎氏)は航空機材料の加工精度を大幅に向上させる。市場規模が大きく成長が見込まれる航空向けは注力分野の一つ。年内めどに航空機材料専用のNC旋盤を1基導入し、切削工具などを自社開発。厚みをこれまでの半分に抑えた材料を、5倍の寸法精度で高効率加工する体制を整える。
 同社では航空機の足回りに使う軸受け用にアルミ青銅や高力黄銅製のリングを供給。現在航空機部品の業界では開発競争や改良に伴って薄肉材料の需要が高まっており、同社では設備投資や工具開発などで対応する。
 伝熱性が高く熱を持ちやすい銅合金の薄肉・高精度加工にはノウハウが必要。同社では最新型NC旋盤に全体をつかめる爪で被削材を固定し、切削抵抗を抑えた独自構造の工具で加工する。設備投資・研究開発と併せて作業者のスキル向上も進める方針。
 精度だけでなく加工効率も大幅向上させ薄肉航空機材料の製造能力を倍増させる方針。時間短縮によるコスト削減効果にも期待しており、21年をめどに薄肉航空機材料の事業を本格化し売り上げを右肩上がりで拡大させる。

最終更新:9/17(火) 6:06
鉄鋼新聞

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