ここから本文です

前橋中心街の全国ちんどん競演会 復活から16年で幕 来月で最終回「最後もにぎやかに」

9/17(火) 6:05配信

上毛新聞

 かねやトランペットを構え、白塗りの化粧と派手ないでたちのチンドンマンが前橋市の中心街に一堂に会す「全国アマチュアちんどん競演会」が10月19日に最終回を迎える。地元のチンドングループ厩橋(うまやばし)CHINDON倶楽部(くらぶ)が「人が集まる街に」とスタートし、中心街で多くのイベントが開催される契機の一つになった。関係者の高齢化が理由だが、ちんどん屋らしく「最後は盛大に」と準備を進めている。

◎関係者が高齢化 活性化「役目果たせた」

 競演会は、70年前に国内初の「チンドン屋大会」が前橋で開催されていたことを知った同倶楽部が、2003年に復活させた。当時、中心街に人が集まるような催しが少なく、「口上に始まり、かねや太鼓の音が街に響けば活気が出るのでは」と考えたという。

 富山で毎年開かれている全日本チンドンコンクールで知り合った各地の仲間らを誘い、第1回はわずか3組だった出場チームも回を追うごとに増えた。いつの間にか秋の風物詩となり、今年で17回。2日に分けて繰り広げたこともある。

 愛好家も増え、群馬県内の素人グループは片手では数えられないほどに。前橋に倣って、埼玉県川越市や岩手県大船渡市でも開催されるようになった。競演会をきっかけに、倶楽部自体もイベントに呼ばれたり、宣伝を頼まれるなど、忙しさも増していった。

 中心街では毎週末、さまざまなイベントが開催され、家族連れの姿が目に付くようになった。倶楽部の北原雄一郎理事長は「週末は1年52回。いつ来てもにぎやかな前橋にしようと始めた。役目を果たせたと思う」と語った。

 一方、16年の年月分だけ16人のメンバーも年齢も重ねた。事務局の要として、運営に携わってきた北原理事長も今年67歳。「来年もまたやるよと言いたくなるが、エネルギーを生み出すのが大変」と寂しそうな表情がのぞく。

 当日は正午スタート。ステージパフォーマンスや練り歩きの後、中央イベント広場でフィナーレを迎える。過去最多の19組が参加予定だ。恒例の商店街の店舗宣伝によるコンクールはせず、「みんなで盛り上がって幕を閉じたい」(北原理事長)としている。倶楽部としての活動は今後も続けていく。

 問い合わせは競演会実行委員会事務局(電話207-260-6547)へ。

最終更新:9/17(火) 6:05
上毛新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事