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地下アイドルにわいせつ行為でファン逮捕 崩れるアイドルとファンの距離感

9/17(火) 19:47配信

THE PAGE

 地下アイドルをしている20代女性を自宅マンション敷地内で待ち伏せ、わいせつな行為をして軽傷を負わせたとして、警視庁捜査1課は17日、強制わいせつ致傷などの疑いで、さいたま市北区、無職・佐藤響容疑者(26)を逮捕した。マスコミ各社が一斉に報じ、ネット上にも地下アイドルビジネスにおけるファンとの距離感について「近すぎるからこうなるのでは?」などと疑問を呈する意見をはじめ、多数の声が上がっている。

ファンが一転、被疑者に

 報道によると佐藤容疑者は女性のファンで、コンサートなどでも1番にチケットを予約するほど熱を上げていたようだ。佐藤容疑者は1日午後11時ごろ、都内にある女性の自宅マンション敷地内で待ち伏せ、玄関前で押し倒してわいせつな行為をしたという。女性が悲鳴を上げると逃走し、防犯カメラ画像などから佐藤容疑者が捜査線上に浮上したそうだ。

 女性が所属するアイドルグループは、大手芸能事務所には所属していない独立系のグループだという。

ファンの暴挙防ぐ難しさ

 近年、地下アイドル界は飽和状態ともいわれるほど、多くの地下アイドルが生まれては消えている。ファンと間近に接する、いわゆる接触イベントは握手会やサイン会、あるいはバスツアーや海外ツアーなど昔からあるにはあったが、2005年に専用劇場とともに誕生したAKB48が『会いに行けるアイドル』を前面に押し出し、国民的アイドルグループと呼ばれるまでにヒットしたことが、アイドル=接触イベントという流れを決定的にした。

 地下アイドルには、48グループなどのメジャーなアイドルにあこがれてデビューを目指す子が少なくない。しかし、地下アイドルの運営は素人に毛が生えたレベルのところが多いのが実情だ。それでもまだ運営という形態があればよいほうで、完全にフリーでSNSなどで情報発信したり出演依頼を受け付け活動している“自称”レベルのアイドルも少なくない。グループアイドル全盛となってアイドル自体の人数が増え、メジャーなアイドル運営でさえ警備問題には頭を悩ませる。地下アイドルレベルでは、悪意を持ったファンの暴挙を防ぐのは難しいというか、もはや無理と言ってもいいのでは。性善説に立ってファンを信じるしかないのかもしれないが、そこには当然、それ相応のリスクがある。襲う側が絶対的に悪いが、リスクを承知のうえでそういうスタイルでアイドルをやる以上はやる側にも強い覚悟が必要だ。

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最終更新:9/17(火) 19:47
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