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鼓膜でなく「骨」を通して音を聞く「骨伝導イヤホン」 音楽鑑賞のメリットデメリット

9/17(火) 19:30配信

アーバン ライフ メトロ

最大のメリットは耳を塞がない「ながら聴き」

 人が音を感じるには、外耳で音を集め、鼓膜がその振動をキャッチし、中耳で増幅させ、内耳で電気信号に変換して音を脳に伝えます。そこに人の「技術力」が加わり、もうひとつの方法が生み出されました。外耳や中耳を介さずに、頭蓋骨や軟骨といった「骨」を通じて音の振動を内耳に届ける「骨伝導」です。

【写真】形状もいろいろ、骨伝導イヤホン(9枚)

 これは当初は、音が聴こえない、あるいは聴きづらい人々の補聴器として技術開発されてきました。しかし、17年ほど前から音楽鑑賞用にも製品開発され、近年性能が大幅に進化し、健聴者からも注目とニーズが高まっています。

 骨伝導イヤホンのメーカーは、海外製品ではAfterShokz(アフターショックス)、国内ではBoCo(ボコ。中央区八重洲)などがあります。

 BoCoはこの7月、世界初となる完全ワイヤレスの新製品開発にクラウドファンディングを活用。目標額を100万円に設定したところ、募集からわずか12時間で1000万円集まったことを発表しています。支援総額は6000万円を突破(9月15日現在)。その注目の高さが窺われます。

 同社の製品を使い、骨伝導で音楽を聞くメリットとデメリットを検証してみました。

 骨伝導イヤホン使用の最大のメリットに、イヤホンから流れてくる音楽と、他の音を同時に聞ける「ながら聴き」が挙げられます。耳をふさがないため、双方の音を同時に聞くことができるのです。この「ながら聴き」、どんなケースで役立つのでしょうか。いくつかの例を挙げます。

 会社で音楽を聴きながら仕事をしてもいい場合、あるいは何らかの録音を聞きながら仕事をする際、人から話かけられても聞こえない、といったことを防ぎます。

 地下鉄車内で使用してみると、音楽と同時に車内アナウンスもしっかりと聞きとれました。路上でも車が近づいてくる音や工事現場近くなど危険を知らせる音や声も聞こえるので、安全性につながると感じられました。

 旅先では、その土地ならではの生活音や、波音など自然が奏でる音を聞きながら音楽も楽しめ、旅情を一層高めてくれることも。小さな子供が寝ている時に音楽を聞いていても、目覚めた時の声や泣き声にすぐ気づいてあげられるのも安心です。

 実際に使ってみると、便利さ、安心安全性を色々発見します。

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最終更新:9/17(火) 22:32
アーバン ライフ メトロ

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