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万感の思いを込めて立つ、ツアー国内ラスト公演! 東山奈央「1st TOUR “LIVE Infinity”」横浜公演【レポート】

9/17(火) 21:40配信

超!アニメディア

 声優・歌手として活躍する東山奈央の1stライブツアーが開催。2019年8月12日に大阪・オリックス劇場、9月1日に名古屋・センチュリーホール、9月7日と8日にはパシフィコ横浜・国立大ホールと国内3か所を回り、さらに台北・上海の2か所でアジアツアーを行うことが決定している。初の海外単独公演を前に、国内でのツアーファイナルとなった横浜公演DAY2の模様をレポートする。

【関連画像】東山奈央「1st TOUR “LIVE Infinity”」横浜公演 ライブ写真

 開演時刻となり、まだ照明の灯らないステージにバンドメンバーが入ってくる姿が見えると、客席のファンは大きな手拍子を鳴らして彼らを迎え入れる。やがて場内に流れていたBGMがピタッと止まり、ステージ中央から登場した東山奈央の高らかな歌声でライブはスタート! 1曲目は2ndアルバム『群青インフィニティ』のリード曲であり、東山自身が作詞・作曲した軽快なロックナンバー「群青インフィニティ」だ。「みんなの声を聴かせて!」「みんなでもっと“うぉーうぉー”しようぜ!!」という東山の呼びかけにこたえて、客席からは大きな声援が巻き起こっていた。

 横浜公演の舞台となったパシフィコ横浜・国立大ホールは、もちろん歌手としてワンマンライブを行うのは初めての場所だが、声優としては何度かイベントで立っている。それ以上に彼女自身にとって思い出深いのは、まだ一アニメファンだった高校生の頃に初めて声優アーティストのライブを見に行った場所だったということ。「当時、堀江由衣さんが大好きで、堀江さんをきっかけに大好きになったAice5さんというユニットのライブを見に行ったのがパシフィコ横浜で。ここになんと、自分のソロ名義として、ツアーの国内千秋楽として立たせていただけるのが本当に夢のようです」

 万感の思いを込めて立つ、ツアー国内ラスト公演。前半戦は曲中に入るセリフが可愛らしい「青空ダイアリー」、にぎやかでコミカルな「ネバギバ音頭」、熱く激しい「灯火のまにまに」と、それぞれ個性豊かな楽曲たちで会場を盛り上げる。「さよならモラトリアム」では曲の間に“大人チャレンジ”というミニコーナーが用意され、この日はなんとギターの演奏に挑戦! これまで3公演ではいずれもチャレンジを成功させてきたという東山だったが、ギターはさすがにハードルが高かったのか時間内にミッションを達成することはできず……。それでも最後まで元気に、笑顔で歌いきった。

 中盤の「MODE STYLE」から「オトメイロ」までの5曲は、4人のダンサーズと共に贈るダンスコーナー。シルバーのメタリックなイメージの衣装に着替え、笑顔もやや控えめに“なおぼう”ならぬ“ロボぼう”としてクールでスタイリッシュなパフォーマンスを展開。ステージ上に用意された8面のLEDモニターと連動した演出も冴えわたっていた。全員で4人のはずのダンサーズがもっと大人数いるように見えたり、画面の中の東山が着せ替え人形のように着替えたり、分身したり、分身した本人同士でキャッチボールのようなやりとりをしたり、一瞬で別の画面へとワープしたり……。あっと驚くような仕掛けの連続で、視覚的にもライブをより楽しめる時間となっていた。また、共にツアーを回ったダンサーズと一緒にパフォーマンスできるのは、残念ながら国内公演ラストであるこの日が最後。4人それぞれにツアーでの思い出を聞きながら、別れを惜しむ東山だった。

 DAY1の後半戦では『グランブルーファンタジー』より「キミとボクのミライ」、『マクロス』シリーズより「愛・おぼえていますか」など、東山がこれまで出演した作品のキャラクターソング等を歌うコーナーが設けられ、好評を博した。DAY2は趣向を変えて、しっとりとした楽曲たちを届けるバラードコーナーとなった。自身にとっての新境地であるジャズナンバー「ゆれる」、初めて作詞・作曲をした「Rainbow」、そして「奇跡」と、いずれも想いを込めて歌い上げ、1曲歌い終えるごとに会場からは盛大な拍手が送られた。クライマックスはまたみんなと一緒に盛り上がろうと、「君と僕のシンフォニー」「イマココ」「未来YELL!」の3曲をノンストップのメドレー形式で披露。いっぱい声を出して、手を振って、たくさんの想いを届けてくれたファンへ向けて「心から親愛なる皆さんと、一緒に歌いたいと思います」と、『群青インフィニティ』のもうひとつのリード曲であり、「Rainbow」のアンサーソングでもある「はじまりの空」を歌って締めくくった。

 アンコールの1曲目で歌った「Love Power」は、先述のMCで名前の挙がった憧れのユニット・Aice5の代表曲のカバー。本人にとって思い出深い楽曲というだけに、このパシフィコ横浜のステージで歌えたことは感慨もひとしおだったことだろう。「君の笑顔に恋してる」では“にぱにぱタイム”として会場のファンと一緒に振付を楽しみ、いよいよ本当に終演の時間が近づいてきた。ラスト1曲は「群青インフィニティ」。「それでは最後に“うぉーうぉー”しようぜー!!」と叫ぶ東山に向かって、会場のファンもありったけの声を振り絞って全力の“うぉーうぉー”をぶつける。これ以上はないというくらい、みんなの気持ちが一体となった空間がそこに生まれていた。

 この日の公演中にも発表されたが、東山奈央は2020年2月より声優デビュー10周年イヤーをスタートさせる。節目の年を迎えた彼女がこれからどんな場所へ向かって、どんな景色を我々に見せてくれるのか、今から楽しみで仕方がない。

東山奈央 1st TOUR “LIVE Infinity”
横浜公演2日目 セットリスト
1.群青インフィニティ
2.True Destiny(アニメ『チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~』TVアニメ版EDテーマ)
3.青空ダイアリー
4.ネバギバ音頭
5.灯火のまにまに(TVアニメ『かくりよの宿飯』OPテーマ)
6.さよならモラトリアム
7.MODE STYLE
8.Action
9.Living Dying Kissin’
10.I Want You To Know Baby
11.オトメイロ
12.ゆれる
13.Rainbow
14.奇跡
15.君と僕のシンフォニー
16.イマココ(TVアニメ『月がきれい』OPテーマ)
17.未来YELL!
18.はじまりの空
アンコール
En.1 Love Power(Aice5楽曲カバー)
En.2 君の笑顔に恋してる
En.3 群青インフィニティ

仲上 佳克

最終更新:9/17(火) 21:40
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