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HIV感染を公表した元ラグビー選手に、ヘンリー王子が「あなたは偉大なレジェンド」

9/17(火) 17:11配信

ハフポスト日本版

ラグビー元ウェールズ代表選手のギャレス・トーマス氏が9月15日、自身のTwitterでHIV感染者であることを公表した。CNNなどによると、イギリス人のアスリートのHIV感染者公表は初めてとされている。

【動画】HIV感染を公表した元ラグビー選手

スター選手であったトーマス氏は、2009年にゲイであることを公表。その2年後にラグビー界を引退しており、近年はリアリティー番組などに出演していた。

「ハロー。私はギャレス・トーマスです。皆さんに、秘密を話したいと思います」

Twitterに投稿された動画によると、今回の公表の裏には「情報を公表する」と他者からの脅迫があったという。

「これは私が話すことです。私より先に『公表する』と脅迫してくる、私の人生を地獄のように変えた悪人の話すことではありません」

そして、今回の公表を通じ、HIVへの偏見を壊すために闘う意志を語った。
「この情報をみなさんが知った今、私はとても弱い立場にいますが、だからといって、私は弱いわけではありません」

「強制的に公表することになりましたが、私はHIVの知識を広め、偏見を壊すため、闘うことを選びました」

この発表に対し、スポーツ界を超えて多くの支援の声が集まっている。イギリスのヘンリー王子は公式Instagramで、トーマス氏の写真と共に「ギャレス、あなたは偉大なレジェンドです。HIV陽性を公表し、それでも強く強靭に生きることができると体現することで、偏見を壊し、人々の命を救っています」と投稿した。

トーマス氏はSunday Mirror紙のインタビューで、「何年もこの秘密と共に生きてきた」と話し、最初に医師に診断を受けた時は「その場で崩れ落ち、死ぬんだ、と思った」と話した。恥を感じ、自殺も考えたという。現在は治療のため薬を飲用しており、現在の彼のHIVは「不探知」のレベルとされており、他人に感染させることはないという。

「HIVは恐いテーマと考えられています。多くの恐怖と無知に包まれている。でも、その恐怖の多くは80年代の広告から受けたものです。2019年の今、怖がることは何もありません」

そして「私はHIVに感染していなかったラグビー選手だった頃より、今の方が健康的です。私は『大丈夫』ではなく、それ以上です」と同紙に語った。

その言葉通り、公表の後に開催された、スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42.195キロからなるアイアンマンレースを見事に完走した。

この大会は、HIVへの偏見との闘いの一環としての挑戦だったが、完走したトーマス氏は観衆からの大歓声と拍手で迎え入れられ、その後パートナーと抱き合った。

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最終更新:9/17(火) 17:12
ハフポスト日本版

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