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森田剛、吉岡里帆が現代版『ファウスト』に挑む 舞台『FORTUNE』1月上演

9/17(火) 21:05配信

CINRA.NET

舞台『PARCO PRODUCE 2020「FORTUNEフォーチュン」』が2020年1月13日から東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。

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世界初上演される同作は、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』などで知られる劇作家サイモン・スティーヴンスが、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの『ファウスト』の舞台を現代のイギリス・ロンドンに置き換えた作品。映画監督として成功を収めるも、過去の出来事が原因で常に喪失感を抱えて生きるフォーチュンが、ある日出会った悪魔のルーシーに誘われるままに契約を交わしてしまうというあらすじだ。

主演を務めるのは森田剛。望むもの全てを手に入れるために悪魔と契約するフォーチュン役を演じる。フォーチュンが思いを寄せるプロデューサー・マギー役に吉岡里帆、フォーチュンと契約を交わす悪魔のルーシー役に田畑智子、フォーチュンの母親キャサリン役に根岸季衣、フォーチュンの父親ショーン役に鶴見辰吾がキャスティングされているほか、市川しんぺー、平田敦子、菅原永二、内田亜希子、皆本麻帆、前原滉、斉藤直樹、津村知与支が出演する。

演出を手掛けるのは、イギリスのリリックシアターの芸術監督を約10年間務めたショーン・ホームズ。主演の森田剛についてショーン・ホームズは「剛さんのように、演技の幅とそして深みのある俳優とご一緒できることもとくに嬉しく思っています。この役は、俳優にとって、とてつもないやりがいがあると同時にとてつもないチャレンジです。剛さんと一緒に、フォーチュンの衝撃的で圧倒的な物語を一緒に紡いでいくのを楽しみにしています」と語っている。

2014年上演の『夜中に犬に起こった奇妙な事件』に続いてサイモン・スティーヴンスの戯曲に出演する森田は、「正直、最初は少し抵抗がありました。それに、サイモンの戯曲は精神的に強く揺さぶられるので、前回とても苦しんだことも思い出し、そこにまた飛び込むことにも勇気が要りました。ただ同時に、幕が開いた瞬間になぜかすべて報われた感覚も経験したので、今はそれをもう一度味わってみたいという気持ちが強くなっています」と明かしている。

また吉岡里帆は「この戯曲には、演劇でしか伝えられないような大きなテーマが描かれています。読めば読むほど、心も身体も全部この作品に注ぎ込みたいと思いました。このような作品に参加させていただけることは本当に贅沢で、とても幸せです。大きな舞台への出演は今回初めてで知らないことが多く、スポンジ状態の今だからこそ、クリエイターの皆さんや共演者の皆さんとの作品づくりを通じて、新しい価値観を受けられることは、とても幸運なことですし、役者冥利に尽きます」と意気込みを述べている。

同公演は1月13日のプレビュー公演から2月2日まで東京芸術劇場 プレイハウスで上演された後、2月7日から長野・まつもと市民芸術館、2月15日から大阪・森ノ宮ピロティホール、2月27日から福岡・小倉の北九州芸術劇場を巡る。東京公演のチケットは11月30日から一般販売開始。

■ショーン・ホームズのコメント
サイモン・スティーヴンスの『FORTUNE』のワールドプレミアを東京で演出できる機会に恵まれたことをとても嬉しく思っています。私にとって日本での最初の演出作品で、森田剛さんをはじめとするこの素晴らしいキャストの皆さまとご一緒できることを本当に楽しみにしています。『FORTUNE』という、一筋縄ではいかないけれどやりがいがあり、驚きに満ちたダイナミックな戯曲にアプローチするにあたり、この日本と英国の創作におけるコラボレーションというのは完璧な組み合わせだと思います。
この作品の核となる物語は、自分の一番深い欲望を叶えるために魂を売る男を描き、その喜びと恐怖を描きます。勝利から破滅へと進んでいくフォーチュンの物語を追いながら、魔法のような変化を見せてつねに驚かせるような作品になることを願っています。ダイナミックなデザインと照明、音、音楽そしてキャストの皆さんの確かな力で、ますます地獄と化していくロンドンの鮮明で忘れがたい姿を描き出せたらと思っています。
剛さんのように、演技の幅とそして深みのある俳優とご一緒できることもとくに嬉しく思っています。この役は、俳優にとって、とてつもないやりがいがあると同時にとてつもないチャレンジです。剛さんと一緒に、フォーチュンの衝撃的で圧倒的な物語を一緒に紡いでいくのを楽しみにしています。観客のみなさんが決して忘れることができないような、そんな物語を。

■森田剛のコメント
『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(2014年)につづいて、サイモン・スティーヴンスの戯曲に挑むことになりました。しかも今回は新作ということで、とても光栄に思います。『夜中に~』は、リアルとファンタジーが入り混じりながら、一人の男がいろいろな人たちと関わっていくことで成長する様子が描かれた物語でしたが、この『FORTUNE』を初めて読んだとき、似た感覚を持ちました。今回も、僕が演じるフォーチュンが人と関わることで物語が動いていくのですが、『夜中に~』と違うのは、何不自由のない成功者が堕ちていく、ということ。『ファウスト』をベースにしているそうですから当然ですが、正直、最初は少し抵抗がありました。それに、サイモンの戯曲は精神的に強く揺さぶられるので、前回とても苦しんだことも思い出し、そこにまた飛び込むことにも勇気が要りました。ただ同時に、幕が開いた瞬間になぜかすべて報われた感覚も経験したので、今はそれをもう一度味わってみたいという気持ちが強くなっています。
先日、演出のショーン・ホームズ、美術のポール・ウィルスから、たくさんのアイデアを伺いました。文化の違いがあるからこそ、新たな感覚を引き出していただけるのではないかと今から期待しています。初めましての方々とのものづくり、とにかく純粋な気持ちで、共演者・スタッフの皆さんと共にこの作品に向き合いたいと思っています。

■吉岡里帆のコメント
世界的に活躍されているイギリスの劇作家、演出家、美術家のお三方が、この日本で手掛けられる世界初演の舞台。このようにスケールの大きい舞台に立たせていただくこと、とても光栄です。まだ26歳の私を抜擢していただいたことを、素直に嬉しく思います。私が初めてお芝居に触れたのは、小劇場の舞台。それだけに舞台への憧れは強く、だからこそプレッシャーにも感じています。
この戯曲には、演劇でしか伝えられないような大きなテーマが描かれています。読めば読むほど、心も身体も全部この作品に注ぎ込みたいと思いました。このような作品に参加させていただけることは本当に贅沢で、とても幸せです。大きな舞台への出演は今回初めてで知らないことが多く、スポンジ状態の今だからこそ、クリエイターの皆さんや共演者の皆さんとの作品づくりを通じて、新しい価値観を受けられることは、とても幸運なことですし、役者冥利に尽きます。せっかくいただいた貴重な機会、多くを学び、様々なものを吸収して、作品世界を体現し、少しでも多くのお客様に伝えられるよう、努めたいと思います。

CINRA.NET

最終更新:9/17(火) 21:05
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