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北朝鮮「朝米実務協議、数週間以内に開かれるだろう…良い協議になることを期待」

9/17(火) 7:41配信

ハンギョレ新聞

外務省談話…水面下の交渉で進展見られたことを示唆 
「米国が対話で問題を解決しようとしているので幸いだ」 

実務交渉、新しい計算法示す 
「制度の安全における不安と発展の障害物が 
除去されるとき、非核化について議論できる」 
“先後”ではなく、“同時”交換を表明 

「米国、どのような代案で交渉に臨むかによって 
親しくなることも敵意を深めることもあり得る 
今回の交渉は朝米対話の岐路」
 北朝鮮外務省は16日、朝米実務協議が「数週間以内に行われるものと見ている」と明らかにした。

 北朝鮮外務省は同日午後、「米国担当局長談話」(以下「談話」)を発表し、「実務協議が朝米間の良い対話になることを期待する」としてこのように述べたと、「朝鮮中央通信」が報じた。これに先立ち、北朝鮮は9日未明、「チェ・ソンヒ第1外務次官談話」を発表し、「9月下旬に合意される時間と場所」で朝米実務協議を始めることを提案し、米国務省報道官は12日(現地時間)「歓迎」の意思を表明した。実務協議と関連した朝米の水面下の交渉に進展があることを裏付ける流れだ。

 北朝鮮側は、実務協議で自分たちが望む議題と議論のやり方も明らかにした。談話は「我々の立場は明白で不変だ」としたうえで、「我々の制度の安全を不安にさせ、発展を妨げる脅威と障害物が、きれいに疑う余地なく除去される時になれば、非核化をめぐる協議もできるだろう」と主張した。「制度の安全における不安」はいわゆる「体制保証」の議題を念頭に置いた表現だ。

 注目すべきなのは「発展を妨げる脅威と障害物」というくだりだ。事実上、米国と国連の対北朝鮮制裁を念頭に置いた表現だが、北朝鮮側が「制裁(の緩和・解除)問題」を米国との交渉の議題として公開に言及したのは、今年2月にハノイで2回目の朝米首脳会談の合意が見送られて以来、初めてだ。「体制保証」と「制裁の緩和・解除」を「非核化」の交換対象に想定したわけだ。

 談話の関連文章は、一見「先に相応の措置、後で非核化」の主張のように見えるかもしれないが、「除去される時」という時制からして、“先後”よりも“同時”を意味しながらも、北朝鮮側が望む議題を強調する表現とみられる。

 北朝鮮側は談話で、「米国が対話と交渉を通じて問題を解決しようとする立場を重ねて表明しているのは幸いだ」と評価した。「良い協議になることを期待する」理由だ。これは北朝鮮側の実務協議日程の提案後、ドナルド・トランプ大統領が「スーパー タカ派」のジョン・ボルトン氏を国家安全保障担当大統領補佐官からツイッターで“電撃解雇”し、ボルトン氏が「リビアモデル」を北朝鮮に適用すると公言した事実を公開的に激しく非難したことに対する反応と見られる。トランプ大統領は11日(現地時間)、ホワイトハウスで、ボルトン前補佐官の後任に関する記者団の質問に対し、「ボルトンがリビアモデルについて発言したことで、(北朝鮮との協議で)深刻に支障をきたした。彼はミスをした。私はボルトンの発言の後に行われた金正恩(キム・ジョンウン)委員長の発言を非難しない」と明らかにした。トランプ大統領は北朝鮮について、「体制の転覆」や「政権交代」、最高指導者「斬首作戦」などには同意しないことを明らかにしたわけだ。北朝鮮側はハノイ会談後、ボルトン氏を狙って「朝鮮との戦争の狂信者」や「人間誤作品」などと激しく非難(5月27日、外務省報道官)し、(対北朝鮮政策からの)排除を求めてきた。

 ただし、北朝鮮側は同日の談話でも、9日のチェ・ソンヒ次官の談話同様、米国に対する不信感を隠さなかった。談話は、「米国がどのような代案を持って交渉に臨むかによって、今後、朝米がより親しくなることも、逆に互いに対する敵意を深めることもあり得る」とし、「今回の実務協議は朝米対話の今後の岐路を定めるきっかけになる」と主張した。「米国側が朝米実務協議で古い脚本を再びちらつかせれば、朝米間の取引はそれで幕を下ろすことになりかねない」と主張した「チェ・ソンヒ談話」と同じ脈絡だが、表現は一段和らいだ。

イ・ジェフン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/17(火) 7:41
ハンギョレ新聞

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