ここから本文です

カトゥーン調グラフィックで高評価を得た『Cuphead』サウンドトラックがビルボードのジャズアルバム・チャートで初登場1位を記録

9/17(火) 13:43配信

電ファミニコゲーマー

 カナダのインディーゲーム『Cuphead』のサウンドトラック『Cuphead: Selected Tunes From』が、アメリカの音楽チャート・ビルボードランキングのジャズアルバムカテゴリーで、初登場1位を獲得した。

【この記事に関連するほかの画像を見る】

 2017年に発売された『Cuphead』は、カナダのStudio MDHRが開発したインディーゲーム。『ロックマン』や『魂斗羅』を彷彿とさせる横スクロールの2Dアクションシューティングゲームで、高い難易度が特徴だ。PC、Xbox One、Nintendo Switchから発売されており、全世界で400万本を突破した大ヒット作となっている。

 本作で特に目を引くのは、アニメ『ポパイ』や『ベティ・ブープ』などの、1930年代のアメリカで制作されていたカートゥーンのアートスタイルが採用されていること。このアートワークを採用するに当たっては、45000枚以上の水彩画のセル画を手描きで制作するほどのこだわりようで、そのため開発期間は7年を要している。

 さらにこのアートワークの世界観を再現するために、音楽は1930年代に流行したビッグバンド・ジャズのスタイルを使っている。音楽を手掛けたのはカナダの打楽器奏者でもある作曲家クリストファー・マディガン。各BGMはゲームに登場するボス戦をそれぞれ個性豊かに表現しており、すでにさまざまなゲームのアワードでサウンドトラックが高く評価されている。

 こうしたサウンドトラックはSteamなどでDLCとして発売されてきたが、あらためて未リリースのソロ曲やアレンジ曲を含めたアナログレコード『Cuphead: Selected Tunes From』として発売。このサウンドトラックの2枚組通常版が、今回、晴れてビルボードランキング1位を獲得したというわけだ。アナログレコードランキングでも初登場6位を記録している。

 日本でも同サウンドトラックは、iam8bit Japanのストアから、2枚組通常版が『カップヘッド/Cuphead サウンドトラック アナログレコード 2LP』として税込5600円で発売中だ。なお、1930年代の書籍型パッケージを再現した4枚組み豪華版『カップヘッド/Cuphead サウンドトラック アナログレコード 4LP』は、すでに完売している。こちらは税込14000円という価格ながらも日本でも人気の高さが伺えるだろう。

 こうして全世界的に人気の『Cuphead』だが、Netflixで『The Cuphead Show!』としてアニメ化されることも決定している。配信日が未定だが、Netflixのアニメスタジオが制作して、しっかりと1930年代のカートゥーンをオマージュするということだ。

 ゲーム『Cuphead』のほうは現在も「追加コンテンツを開発中。日本では今年4月18日にNintendo Switchから発売して、より身近になったので、まだプレイしていない人は、こだわり抜かれた『Cuphead』の世界に触れてみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター福山幸司85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

電ファミニコゲーマー:ishigenn

最終更新:9/17(火) 13:43
電ファミニコゲーマー

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事