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公道を合法的にSSラリー風走行 桜山公園ショート・ヒルクライム 地元との絆を大切にして

9/17(火) 6:20配信

AUTOCAR JAPAN

憧れの【公道最速】は遠きにあり…

text & photo:Kouzou Ebizuka(海老塚 構造)

刻々と表情を変える路面状況の中、サーキットのようなエスケープゾーンもない一般公道を全開走行で駆け抜ける、スペシャルステージ(SS)形式のラリー競技。

【写真】桜山公園ショート・ヒルクライム (33枚)

【公道最速】といわれるその走りには憧れるが、実際に一般公道でそんな走りをすることは法律的にも倫理的にも許されることではない。それこそラリーにエントリーでもしない限りは……。

7月14日の日曜日の早朝、筆者は山奥のワインディングを雨と濃霧のなか走り続けること約3時間、群馬県藤岡市の桜山森林公園にいた。前日の13日と本日14日の2日間にわたって、この公園内の道路を通行止めにして、SSっぽいヒルクライム走行会が行われているということを聞きつけ、取材にやって来たのだ。

【ラリーっぽい】走り 合法的に体験できる機会を

このイベントを主催するのはモータースポーツ・イベントのコンサルティングや参戦サポート、レースパーツの輸入販売などを行っているテルゾマルムラ。

代表の高橋巧氏は200戦を超すラリーにコ・ドライバーとして参戦経験を持つラリーストだ。今回のイベントは自身の経験も踏まえて「ラリーに興味を持っているクルマ好きに、ラリーっぽい走りをお手軽かつ合法的に楽しんで欲しい」との思いで企画したという。

しかしながら開催までの道のりは容易ではなかったという。桜山公園内の駐車場には【ドリフト走行禁止】の看板が立つように、周辺住民の自動車イベントへの印象は決して良いものではなかった。

2日間エントリーの方が安い

そうした中、管轄の警察や地元自治体、そしてなにより地域住民との粘り強い折衝を続け、イベントによる地元経済の活性化という共通の認識を得ることができたことによって、藤岡市観光協会の後援のもと、ようやく開催に至ったという。

そういった経緯もあり土曜日に習熟走行を行い、その晩に地元の旅館に宿泊、2日目に本番走行というスケジュールでイベントは開催された。

なお、「地元への貢献」という主旨から、日曜のみに参加する場合のエントリーフィーは高く設定されている。

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最終更新:9/17(火) 6:20
AUTOCAR JAPAN

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