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「子や孫のためにも阻止」 沖縄の民間港から米軍ボート出港 抗議市民が阻む

9/17(火) 11:20配信

沖縄タイムス

 沖縄の海兵隊が伊江島での訓練に使用する船を本部港から出港させようとしている問題で、反対する町民や市民団体らが17日午前、同港のゲート前で抗議行動し、米軍の港湾内への侵入を阻止している。

 同日午前7時前、米軍車両にけん引された長さ約10メートルのボートが本部港に到着。待ち受けていた町民や市民団体、全港湾のメンバーら約100人が抗議行動を展開し、午前11時現在も米軍車両は港湾内に入れていない。機動隊や沖縄防衛局職員も現場に集まっており、抗議する市民とのにらみ合いが続いている。

 県基地対策課によると、海兵隊は今月10日に本部港管理事務所に港の使用を通告。県は、民間港湾の使用を控えるよう在沖海兵隊や沖縄防衛局に要請していた。海兵隊は「訓練が必要なため、港は使用する」としている。

 日米地位協定は緊急時に米軍が民間港を使用することを認めている。

 町民や市民団体は「海兵隊は沖縄から出て行け」「本部港の利用は許さない」とシュプレヒコールを繰り返した。本部町島ぐるみ会議の原田みき子さん(70)は「本部港が米軍に使われれば、沖縄のどこでも勝手に使われてしまう。子や孫のためにも絶対に阻止しなければ」と批判した。

 全港湾沖縄地方本部のメンバーも約60人が集まり、港内への米軍の進入を阻止しようと港のゲート前で座り込みをしている。山口順市委員長は「地位協定など関係ない。自分たちの職場で機動隊に排除されれば、われわれの働く場所が奪われる。そうなるとどうなるか考えるべきだ」と語気を強めた。

 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「沖縄の全てを軍事利用しようという動きがある」と結集を呼び掛けた。

最終更新:9/17(火) 11:45
沖縄タイムス

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