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米レポ市場の混乱、金融当局による短期金利の制御不能示唆も

9/17(火) 13:32配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米国の主要な短期資金調達市場の一つであるレポ市場で16日、金利が急騰した。米金融当局が短期金利のコントロールに苦戦しつつある兆候だ。

ICAPのデータによれば、利付債入札の決済や、四半期ごとの法人税支払いが立て込む中、翌日物レポ金利は一時、2.48ポイント上昇して4.75%と、昨年12月以来の高水準となった。その後は2.50%まで下げたが、それでも0.23ポイント上げている。カーバチャー・セキュリティー調べでは一時8%に達した。

この金利急上昇は必ずしもクレジット市場の流動性低下や、差し迫った金融危機を意味していないものの、経済のかじ取りをする金融当局の能力を損なう可能性がある。連邦公開市場委員会(FOMC)が17、18日に開かれる中、金利急伸によって当局者らは、経済を導く主要手段であるフェデラルファンド(FF)金利を望ましい範囲内に確実にとどまらせるため、超過準備への付利(IOER)の再調整を余儀なくされる可能性がある。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米金利責任者、マーク・カバナ氏は「連邦準備制度は資金調達を制御できなくなっている」と指摘した。実効FF金利は現在2.14%で、FF金利の誘導目標は2-2.25%。

カバナ氏は、17日午前に発表される最新データで実効FF金利が誘導目標の上限に向け大幅に上昇した場合、金融当局は「先手を打とうと、IOERを引き下げる必要が生じる」だろうと述べた。ICAPデータによると、実効FF金利が少なくとも2.20%に上昇する可能性が高いことをスプレッドが示している。

原題:Repo Market Chaos Signals Fed May Be Losing Control of Rates(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Alex Harris

最終更新:9/17(火) 13:32
Bloomberg

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