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舘鼻則孝のアメリカ初個展がポートランド日本庭園で開催。代表作から最新作まで10年間にわたる表現活動を網羅する

9/18(水) 10:22配信

美術手帖

 日本の伝統文化を参照した表現を行うアーティスト・舘鼻則孝のアメリカ初個展「Noritaka Tatehana : REFASHIONING
BEAUTY」が、海外における最高の日本庭園と評されるポートランド日本庭園で開催される。会期は10月5日~12月1日。


 歌舞伎町の銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ、鎌倉で育った舘鼻。シュタイナー教育にもとづく人形作家である母の影響で、幼少期より手でものづくりに親しんできた。東京藝術大学では染織を専攻し、遊女に関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄の制作を行った。同大学の卒業制作《ヒールレスシューズ》は花魁の下駄から着想を得たものである。


 近年、舘鼻はアーティストとして展覧会を開催するほか、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んできた。2016年3月には、フランスのカルティエ現代美術財団で初監督作品となる人形浄瑠璃文楽の舞台「TATEHANA
BUNRAKU : The Love Suicides on the
Bridge」を上演。そんな舘鼻の作品は、メトロポリタン美術館やヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に収蔵されている。


 今回作品が展示されるのは、ポートランド日本庭園の園内2ヶ所にあるギャラリースペース。舘鼻の代表作である花魁の下駄から着想を得たというレディー・ガガが履く「ヒールレスシューズ」から、花魁のかんざしをモチーフとしたヘアピンシリーズ、近年精力的に取り組んでいるペインティング・シリーズ、そして日本独特の香文化から着想を得た最新作《ウッドカッツ》まで、50点以上もの作品を網羅することができる。国内外のアートシーンを牽引する舘鼻の10年間の軌跡をたどりたい。

最終更新:9/18(水) 10:22
美術手帖

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