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クロスランドタワー解体なら購入 大家前市長 

9/18(水) 0:07配信

北日本新聞

 施設に大きな不具合が発生した時点で利用を停止する方針の小矢部市のクロスランドタワーを巡り、前市長の大家啓一さん(84)=同市島=が、市が解体を決めた場合に限り、買い取る意向を示していることが17日、分かった。停止の時期やその後の施設の在り方は未定で、大家さんは「市のシンボルとして残すべき。解体費用を市民に負担させてはいけない」とした。 (小矢部支局長・柳田伍絵)

 大家さんは1986年から5期20年市長を務めた。タワーは約14億円を投じて整備され、94年にオープンした。設備の改修に多額の費用がかかるため、昨年策定された市の計画は廃止の方向性を示した。大きな不具合が発生すれば利用を取りやめ、その時点で施設の在り方を判断する。解体も選択肢の一つだが、試算では最高約9億円かかる。

 不具合が想定されるのはエレベーターだ。2019年度に耐用年数を迎え、専用の部品は製造が終了した。ただメンテナンスや部品の代替品などで対応しており、市は直ちに問題が出る可能性は低いとみている。

 タワーは市のシンボルとして親しまれ、大家さんにとっても思い入れの強い施設だ。今後利用停止となり、市が解体すると決めた上で費用などの条件が折り合えば購入して管理する。大家さんは、市が解体を判断してもやむを得ないとした上で「多額の解体費に税金が使われるのは絶対だめだ。そうならば自分で購入する」と述べた。

 桜井森夫市長は「利用停止になれば当然相談したい」と述べた。17日の市議会公共施設再編特別委員会で、タワーを購入したい人物がいるとの言及があった。 

最終更新:9/18(水) 0:07
北日本新聞

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