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米空軍、新練習機T-7Aレッドホークに T-X命名、教官席高く教えやすく

9/18(水) 13:36配信

Aviation Wire

 米空軍は、T-Xとして開発が進められてきたボーイングの最新鋭ジェット練習機を「T-7Aレッドホーク」と命名したと現地時間9月16日に発表した。F-22やF-35といった第5世代戦闘機パイロットの養成を主眼に置いた複座練習機で、2018年9月にボーイングと締結された契約では、351機を調達するほか、46台のシミュレーターや関連する地上設備を整備する。

 T-7Aは、1959年に初飛行したノースロップ・グラマン(当時ノースロップ)T-38タロンの後継機。エンジンは単発ながら双発のT-38Cと比べて推力が約3倍となり、垂直尾翼が2枚の「ツインテール」を採用して全高を抑えた。教官が座る後席を前席よりやや高い位置に配した「スタジアムシーティング」とすることで、訓練生を指導しやすくしている。地上とのデータリンクやキャノピーを横開きにするなど、T-38を使う教官の声を開発に反映し、製造コストも抑えている。

 ボーイングがリスクシェアリング・パートナーであるサーブとともに、T-Xとして開発をスタートさせ、飛行試験初号機は2016年12月20日に、2号機は2017年4月24日に初飛行。ボーイングのテストパイロットは、「訓練生の失敗をしっかり指導できる機体で、視界も広い」と、実用性の高さを評価していた。

 レッドホークは、空軍の前身となる陸軍航空軍最初のアフリカ系米国人による第99戦闘飛行隊に由来。同隊が運用していた戦闘機カーティスP-40ウォーホークへのオマージュとして、垂直尾翼を赤く塗装した。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:9/18(水) 13:36
Aviation Wire

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