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大丸心斎橋店・本館9月20日グランドオープン、「心斎橋フードホール」も

9/18(水) 17:14配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 大丸心斎橋店本館(大阪市中央区心斎橋筋1)が9月20日、グランドオープンする。(なんば経済新聞)

地下2階の「心斎橋フードホール」

 1717(享保2)年に京都伏見で創業した大丸が、1726(享保11)年に心斎橋で呉服店を開業したのが同店の始まり。1933(昭和8)年に完成した旧本館は、米国出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの代表作で「大正モダン建築」と称されたが、2015(平成27)年12月30日に休館し、建て替え工事を行っていた。

 建て替えに当たり、外観では御堂筋側の外壁(4000平方メートル分)を従来位置で残したほか、高さが従来の40メートルから60メートルへと高くなったが、高層部を東側にセットバックしたことで、御堂筋を歩く歩行者から見た建物外観の雰囲気は旧本館と変わらない。内装も、1階を中心に採取可能な部材は現物を再利用(1254パーツ)したほか、困難な部品は原型を型取りし再現した。

 地上11階、地下3階建て(売り場は地上10階~地下2階)で、高さは約60メートル。延べ床面積は約6万6000平方メートル(旧本館は4万9000平方メートル)、売り場面積は約4万平方メートル(同3万1000平方メートル)。

 グランドオープンする本館のコンセプトは「Delight the World『世界が憧れる、心斎橋へ。』」。従来の性別、年代、カテゴリによる売り場構成ではなく、同店が「提供すべき新しい価値とは何か」を議論し、「5つのフィロソフィー」を制定。各フロアそれぞれ、「どのようなお客さまに、どのような体験を提供するのか」を決め、フロアコンセプトを設け、各ブランドの世界観を表現する店舗構成を実現したという。総店舗数は368店舗、うち新業態が47店舗、関西初出店は41店舗。

 百貨店の顔となる1階は、ヴォーリズ建築の代名詞と言える天井のクラシカルな装飾と、鏡面天井を組み合わせた「圧倒的な美の空間」をコンセプトにしたコスメ、アクセサリーのフロア。特に、旧本館のパーツを多用した天井装飾と、エレベーター周りの装飾にこだわった。1階から10階までのエスカレーター横には、10階分を貫く「D-WALL」と呼ぶ、幅4メートル、高さ50メートルのLED装飾を施した。

 地下2階には、「五感が刺激されるライブキッチン」をコンセプトに、「心斎橋フードホール」と名付けたイートインを設けた。オープンキッチンを多用し、店員と会話したり、調理の様子を見たりできる。肉バル、トリュフ専門店、タイ料理など13店舗が出店。共用席200席を含め350席を設けた。

 7階には、高層階のセットバック部分を利用した屋外空間「心斎橋ひとときテラス」を設けた。緑化した空間から御堂筋を見下ろすことができるほか、テラスに面した飲食店も出店する。9階は「モノ・コトを通して『本物の日本』を世界に向けて発信していくフロア」。西日本初のカフェ併設の「ポケモンセンターオーサカDX&ポケモンカフェ」や、海洋堂のフィギュアの展示・販売スペース併設の「タリーズコーヒー KAIYODO」などが出店する。

 同店の西阪義晴店長は「他店との差別化を図るのではなく、自分たちのフィロソフィーを制定し、大丸心斎橋店らしさを追求した。リアル店舗としてネットに負けない店を作った」と話す。

 本館のグランドオープンを前に、北館は9月15日で一時休館し、2021年春のグランドオープンを目指してリニューアル工事に入った。新北館は地下2階~7階にパルコが出店するほか、8~14階を専門店街とし、本館とは2~10階までの各フロアで2カ所ずつの通路を設け接続、一体化する。

 営業時間は、地下2階=10時~23時、地下1階~9階=10時~20時30分、10階=11時~23時。オープン初日の営業時間は13時~。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9/18(水) 17:14
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