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「勉強が楽しい」と感じる子どもを育む言葉かけ[やる気を引き出すコーチング]

9/18(水) 10:20配信

ベネッセ 教育情報サイト

「夏休みは部活と勉強でとにかく忙しかった。あっという間だった」という話をしてくれた中学2年生のAさんに、「そうだったんだね!充実してたんだね!」と伝えたところ、一瞬、とても不思議そうな顔をされました。

「そんなふうに言われたのは初めてです。そっか!そう言われたら、すごくいい夏休みだったって思えてきました」と言いながら、Aさんの表情が笑顔に変わりました。
「いつもはどんなふうに言われているの?」
「大変だね!しんどいけどがんばってね!って感じかな。
そんなAさんには「充実」という言葉がとても新鮮だったようです。

■大人の言葉によって「前提」が刷り込まれる

例えば、家族で旅行やレジャーに出かけ、帰ってきた時、どんな言葉を最初に言っていますか?
「はぁ、やっと帰ってきた!疲れた~!」などと言ったりしてはいないでしょうか。

つい、何気なく言っている大人の言葉が、子どもに自然と「前提」を刷り込んでいきます。「出かけると疲れるものだ」「自分と出かけることで、親を疲れさせてしまうんだ」といった考えを無意識のうちに与えてしまうのです。

一方で、こんな時、こんなふうに言ってみたらどうでしょうか。
「今日はすごく楽しかったね!また行きたいね!」
子どもには「一緒に出かけると楽しい」という前提が刷り込まれます。

同様に、テスト勉強や宿題をやり終えた子どもに、どんな言葉をかけているでしょうか。
「お疲れ様!よくがんばったね」という言葉は、決して悪くはないのですが、やはり、ある前提を埋め込んでしまいます。
「勉強は疲れるもの。がんばってやるもの」という前提です。

「やってみてどうだった?」ときいた上で、本人が「疲れた」と言えば、「そう!疲れたんだね。そこまで集中してやったんだね」と、受容と承認をしてあげたらいいと思いますが、最初から、「疲れたよね!大変だったよね!」という前提でこちらが関わると、子どもは、勉強にネガティヴなイメージを持つようになってしまいます。
せっかく伝えるのなら、「勉強は楽しいもの。やり出したら、おもしろくてどんどんやりたくなってしまうもの」という前提が刷り込まれる言葉だと良いと思いませんか。

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最終更新:9/18(水) 10:20
ベネッセ 教育情報サイト

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