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激減する野球人口 高校野球は5年連続で減少

9/18(水) 11:31配信

Baseball Geeks

野球人口の減少に関する指摘は年々多くなっている。野球選手が減少している理由は、野球に触れる機会が減ったことや野球チームに入ることに抵抗を感じる方が増えたことが挙げられる。いずれも、文化や価値観の変化に野球界が対応できなかったことが原因にあると思われる。
一方、野球人口の問題は、幅広い年代や競技レベルで議論されるべきだが、ジュニア期などの特定年代に限定されて議論されることが多い。

そこで、今回は、小学生から成人の野球人口を包括的に分析し、日本の野球人口現状を示していく。また、野球が選ばれなくたった社会的背景についても考察していきたい。

草野球と学童野球のチーム数減

「草野球をやる人もめっきり減りましたね」。地方都市で開催された野球普及イベントに参加した際に、地元の野球指導者が漏らした言葉である。地域や職場の仲間と野球チームを組んで大会などに参加する草野球。

図をみると、2006年以降草野球のチーム数は減少の一途を辿っている。チーム数は3万7千(2006年)から2万9千(2018年)に減少している(引用1)。なお、草野球チームの数は小学、中学、高校、大学のどのカテゴリーよりもチーム数が多く、日本野球の現在を象徴しているとも言える。

これと同じ傾向は、小学生が所属する学童野球にもみられる。チーム数は1万5千(2006年)から1万1千(2018年)に減少している(引用1)。野球人口は公開されていないが、チーム数の減少は、野球人口減と直結している。最も興味深いことは、草野球、学童ともに、急激な野球チーム数の減少が2011年以降から起こっていることである。

野球人口減の理由は、お茶当番やお父さんコーチなどの親の負担が大きいことが挙げられることが多い。しかし、草野球と学童野球チーム数減の傾向が類似していることは、社会や文化の変化の影響が大きいことを示している。

例えば家族における男女の役割、余暇の過ごし方の変化や多様化が野球人口減少の根幹にあることを示唆している。簡単に言えば、家庭内で野球をやることの理解が得られなくなったということである。お父さんの草野球について行き、野球遊びや野球の楽しさを体感した子どもの数も減っているのではないか。

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最終更新:9/19(木) 12:53
Baseball Geeks

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