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進化したキャデラックがいま最良のセダンと呼ばれる理由

9/18(水) 7:03配信

LEON.JP

アメ車といえば、かつてはデカイセダンという時代があった。最近ではすっかりSUVやピックアップトラックのイメージになっているが、実はアメリカンセダンの代名詞「キャデラック」は圧倒的な進化を遂げていた。

アメリカのセダンはかくも先進的になっていた

米国はSUVとトラックの国、とみられがちかもしれないが、実際はセダンも多く路上を走っている。だからこそ、「キャデラックCT6」のような魅力的なセダンが生まれるのだろう。

プレスティッジセダンというと、ドイツとか日本という印象をもっている人が多いだろうが、最新のキャデラックは、走りの面でも、装備の面でも、試してみる価値がある出来だ。

2016年に発売されたCT6は、キャデラックのセダンにおけるフラッグシップだ。5メートルを超えるサイズの車体に、3.6リッターエンジンと、オンデマンド型4WDシステムを搭載。さらに、安全装備および運転支援システムも充実と、独・日のお株を奪うようなフル装備である。

2019年6月に、マイナーチェンジが施された新型が日本でも発売された。フロントマスクがより精悍なイメージになるとともに、250kW(340ps)の最高出力と386Nmの最大トルクをもつパワープラントに、新たに10段オートマチック変速機が組み合わされるようになっている。

ドライブ中に前をCT6が走っていたことがある。私のクルマの同乗者が、「あれはなんていうクルマだろう」と言うので、車名を教えたところ、自分の中にあるキャデラックのイメージとまったく合わないと驚いていた。

日本にいる人の多くが抱くキャデラックへのイメージは、ひょっとしたら大きなテールフィンを生やした1959年のエルドラドだろうか。よくても80年代のフリートウッドのような四角くて長い車体のクルマ、というあたりで先に進んでいないかもしれない。

キャデラックのスタイリングは、しかしながら、1999年に発表されたコンセプトモデル、イヴォーク Evoqコンセプトで大きく変わった。側面から見るとくさび形のボディに、英語だとクリスピーと表現される手の切れそうなラインを設けて、キャラクターを確立したのだ。

2016年登場のCT6は、(ご覧のとおり)エッジのたったスタイリングから、エレガンスのほうへコンセプトを振っている。実際のマーケットは米国と(これまでは中国)がメインだが、日本でも好かれるいい意味でインターナショナルテイストをそなえていると思う。

今回のフェイスリフトでCT6のデザインは、さらに新しい世代へと進んだという。このクルマが発表された年の夏、米西海岸ペブルビーチで開催された「コンコースデレガンス」でお披露目されたスタイリングコンセプト「エスカーラ」で試した要素を、フロントとリア部分に採用しているのだ。

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最終更新:9/18(水) 7:03
LEON.JP

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