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猛暑を耐えたタイヤはお疲れ気味!? タイヤの正しいお手入れ方法とは?

9/18(水) 11:30配信

くるまのニュース

季節によってタイヤの空気圧に変化が生じる?

 猛暑に乗り切ったクルマは、見えないところでダメージを負っている可能性があります。とくにタイヤは、気温や環境に大きく影響を受けるため、「夏疲れ」していないかチェックすることが重要です。

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 タイヤは、表面全体の合成ゴム部分と、「カーカスコード」などのタイヤの骨組み部分の内側に空気を入れることで全体が膨張し、走行時の衝撃を吸収する役割を果たしています。

 空気は温度によって体積が変動するため、同じ質量でも季節で変化が生じます。気温の高い夏は、空気の体積が増えるため、タイヤ内でも空気圧が高まりがちになります。

 ここで大切なのは、適切な空気圧でないとタイヤが偏摩耗してしまうということです。タイヤが摩耗すると、グリップ力にバラつきが生じ、いざというときに十分な制動力を確保できずに、止まらなくなることがあります。

 また、タイヤは熱くなった路面と常に接しているため、かなり負担がかかっているといえます。猛暑にさらされたタイヤは、どのようにケアしたらよいのでしょうか。

 タイヤにはメーカーが設定した「車両指定空気圧」と呼ばれる適切な空気圧が、運転席のドア付近やBピラー周辺にステッカーで表記されています。これはメーカーが「この車両(の重さ)を支えるにはこれくらい空気圧が必要」という目安を数値化したものです。

 タイヤ量販店のスタッフは、適切な空気圧に設定する重要性について、次のように説明します。

「空気圧が高すぎるとタイヤのセンター部が膨らみ、その部分の摩耗が早まります。

 逆に低すぎるとショルダー部分の摩耗が進み『ヒートセパレーション』と呼ばれる熱によるトレッド(溝の山部)の一部剥離や、『ハイドロプレーニング現象』などが起きやすくなります。

 そのような症状を未然に防ぐ意味でも、タイヤを適正な空気圧に保つことは大切です」

 しかし、空気圧をチェックするためだけに何度もショップに通うのは大変です。自分で確認できるエアゲージなどを使用するのがお手軽な方法です。カー用品店はもちろん通販などで2000円から3000円程度で購入できるので、常備しておくと便利です。

「空気圧チェックは、温まったタイヤ(走行してきたばかりなど)では正確な数値より高めになってしまうので、必ずタイヤが冷えている状態で計測していただければと思います」(タイヤ量販店スタッフ)

 さらに、注意したいのは、タイヤを洗うときです。

 タイヤの合成ゴム部分には、さまざまな成分が含まれており、それによって性能が大きく左右します。劣化を防ぐ保護剤も入っているため、あまり強力な洗剤などを使用するとこの大切な保護剤まで洗い流してしまいます。

 タイヤを洗う際は、水で大まかな汚れを落とし、薄めた中性洗剤などを柔らかいブラシなどで細かい汚れを落とす程度で十分だといいます。

 タイヤ量販店のスタッフによると、「土や泥には加水分解と呼ばれるタイヤの劣化を進める作用があるため、汚れを付着したままにしないほうがよいのです。

 また路面と接するトレッド面と比べ、サイドウォール部分は強度が弱く傷つきやすい部分です。亀裂や劣化によるヒビなどが発生しやすい部分なので、強く洗いすぎて傷つけないように注意が必要です」

※ ※ ※

 黒光りする効果があるタイヤワックスを多用するのも、問題があるといいます。

 タイヤの側面(サイドウォール)に使用するのは問題ありませんが、トレッド面などに使用するとグリップ力が低下することがあるので、不要な箇所に使用しないように注意が必要です。

くるまのニュースライター 金田ケイスケ

最終更新:9/18(水) 14:35
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