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「シーマ現象」に「六本木のカローラ」が誕生! バブル期に輝いた車5選

9/18(水) 6:10配信

くるまのニュース

バブルを象徴するような名車たち

 1980年代の中頃から1990年代初頭にかけては、いわゆる「バブル景気」と呼ばれ、日本中が好景気に湧いていました。

【画像】バブルを彩った名車たち「スカイライン」「ロードスター」「BMW」 (32枚)

 土地や建物、株などが高騰し、いまも語り継がれる名車も次々と登場しました。

 そんなバブルを象徴するようなクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「シーマ」

 いまから50年以上も前から、トヨタと日産は「クラウン」対「セドリック/グロリア」という国産高級車の覇権争いをしていました。

 そして、日産は1988年にセドリック/グロリアの上級仕様として、初代「セドリック シーマ」と「グロリア シーマ」(以下シーマ)を発売します。

 ボディは3ナンバー専用の4ドアピラーレスハードトップとして、エンジンは3リッターV型6気筒DOHCを搭載。自然吸気で200馬力、ターボモデルでは255馬力という高出力を誇りました。

 バブル景気や、1985年頃からの「中流意識」の高まりから生まれた「ハイソカーブーム」という背景もあり、シーマは大ヒット作となります。

 また、ライバルのトヨタをはじめ他メーカーからも高級志向と高性能を兼ね備えたセダンが続々登場するなど、国内の高級車市場が活性化し、この状況は「シーマ現象」とも呼ばれました。

 なお、シーマはその後モデルチェンジを重ね、現行モデルで5代目となり、日産および海外のインフィニティブランドのフラッグシップセダンとして販売していますが、かつてほどの隆盛はありません。

●トヨタ「クラウン」

 1955年の初代発売から、オーナードライバー向けの高級乗用車として代を重ねてきたトヨタ「クラウン」は、時代の流れとともにボディサイズや排気量を拡大してきました。

 しかし、主力販売グレードは2リッターエンジン搭載車だったことから、5ナンバーサイズのボディに収められ、排気量の大きい3ナンバー車は前後のバンパーを大きくすることなどで外観上の差別化を図っていました。

 1987年に登場した8代目クラウンでは、4ドアハードトップモデルにドアやフェンダーまで専用部品となった3ナンバー専用のワイドボディをラインナップ。

 もともとクラウンを嗜好する層が高級志向であったことや、ひと目でわかる見た目の違いにより、3リッター直列6気筒DOHCエンジンを搭載する「ロイヤルサルーンG」が人気車種となりました。

 1989年のマイナーチェンジでは、4リッターV型8気筒DOHCエンジンを搭載した「4000ロイヤルサルーンG」が追加され、後の「セルシオ」や9代目クラウンの「マジェスタ」に繋がる、トヨタの大排気量高級車路線を切り開きました。

 前述のシーマがバブルを象徴するように報じられていますが、実際にはクラウンの販売台数が突出しており、1990年には約21万台を販売。2018年に日本で一番売れたホンダ「N-BOX」が約24万台ですから、どれほどクラウンの人気が凄かったのかがわかります。

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最終更新:9/18(水) 11:54
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