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MotoGP:発表続く日本人ライダーの去就。アナウンスが待たれる中上貴晶の2020年シーズンは

9/18(水) 15:45配信

オートスポーツweb

 2019年シーズンのMotoGPも後半戦に入って第13戦までを終え、残すは6戦となった。そろそろ気になってくるのが、ライダーたちの2020年シーズンについてである。サンマリノGP前後で日本人ライダーの参戦発表が相次いでいるが、正式発表されたライダーを含め、各日本人ライダーたちのストーブリーグについて見ていこう。

【写真】サンマリノGPでMoto3初優勝を飾った鈴木竜生

 MotoGPクラスに唯一の日本人ライダーとして参戦する中上貴晶。最高峰クラス2年目の2019年シーズンは予選ではQ2進出の常連となり、第6戦イタリアGPでは自己ベストリザルトの5位を獲得するなどの活躍を見せている。第8戦オランダGPで他車との接触により転倒し、負傷を負って以降の後半戦は、決勝レースでは波に乗れていない印象ではあるが、トップ10以上をねらえるライダーであることは間違いない。

 中上の去就については未だ正式発表なし。ただ、現在までの中上のパフォーマンスとMotoGPの2020年ストーブリーグにほぼ動きがないことをあわせても、現在のチームであるLCRホンダ・イデミツ残留の見方が濃厚だろう。

 Moto2の長島哲太は、元々2019年、2020年の2年契約。9月12日には、2020年シーズンもONEXOX TKKR SAG TEAMより参戦することがチームから正式に発表された。長島は2019年よりエンジンサプライヤーがトライアンフに変更となったMoto2で、第11戦オーストリアGPではポールポジションを獲得。レースでは特に後半、光る追い上げを見せている。

 長島にとってトライアンフエンジンはなかなかの好感触で、ライディングスタイルにも合っているのだとか。所属するONEXOX TKKR SAG TEAMについても、「このチームはとても好きなんです。大事にしてくれるし、メカニックとも仲がいいんですよ」と環境もいい。同じく契約更新を発表したチームメイトのレミー・ガードナーのレベルも高く、そうしたライダーとデータ共有できる強みもある。後半戦はもちろん、2020年シーズンも期待大だ。

 2019年シーズン、5人の日本人ライダーがフル参戦するMoto3。9月13日には佐々木歩夢が2020年をRed Bull KTM Tech3から参戦することが発表された。2019年までの3シーズンをホンダで戦ってきた佐々木。Moto3フル参戦4年目は、KTMにスイッチすることになる。

 KTMは、2020年よりシャシーメーカーとして参戦してきたMoto2を離れ、MotoGPとMoto3に注力することがすでに発表されている。そうした中で、8月14日、Red Bull KTM Tech3がMoto3に初参戦することが明らかとなっていた。

 Moto3では新規のチームとはいえ、Tech3はMotoGPクラスにもチームを持つ名門プライベーターであり、さらに日本人ライダーとも浅からぬ縁がある。過去には中野真矢や阿部典史、玉田誠、高橋裕紀などがTech3に所属していた。2019年は第9戦ドイツGPでのポールポジション獲得など速さを見せながらも、苦戦が続いている佐々木。チームを移籍し、2020年は心機一転のシーズンとなりそうだ。

 佐々木と同じく、ホンダからKTMに移籍するライダーがもうひとり。開幕戦カタールGPウイナーの鳥羽海渡だ。鳥羽はHonda Team Asiaで3年目のシーズンを戦っていたが、9月17日、2020年をKTMのファクトリーチームであるRed Bull KTM Ajoから参戦することが発表された。鳥羽は開幕戦以来、転倒や不運に見舞われるレースが続いているが、トップ集団で争う姿を何度も見せている。KTMで新たな活躍を期待したい。

 一方、残留濃厚と見られるのがHonda Team Asiaの小椋藍だ。2019年シーズンはMoto3ルーキーイヤーながら、サンマリノGPまでにフロントロウを2度獲得し、トップ集団での争いにも加わっている。本人も「チームの雰囲気もいい。ここに残ることができれば」と残留の意向。さらにHonda Team Asiaがアジアの有望な若手ライダー育成を目的としたチームであることを考えれば、来季で参戦2年目となる小椋の移籍は考えづらい。

 第13戦サンマリノGPで歓喜の自身初優勝を飾った鈴木竜生は、SIC58 Squadra Corseの残留がすでに発表されていた。……のだが、こちらは状況に変化があったようだ。サンマリノGPの予選日に本人が語るところ、同チームへの残留は100パーセント確定ではない。チームオーナーのパオロ・シモンチェリを慕い、チームに溶け込んでいる鈴木だが、状況が気がかりなところではある。Moto3への継続参戦は間違いないということで、あらためて、正式な発表が待たれる。

 2019年はMoto3に参戦する日本人ライダーのなかでただひとり、KTMを駆りBOE Skull Rider Mugen Raceから参戦している真崎一輝。ここまで厳しいシーズンが続いており、2020年に向けた契約も難航中だ。ただ、現在のチームに未定のシートがあり、真崎はその獲得を目指している。アラゴンGPまでのリザルトで「結果を残したい」と意気込む。

 来季には、新たな日本人ライダーの参戦の可能性もある。今後も2020年のストーブリーグ情報に注目だ。

[オートスポーツweb ]

最終更新:9/18(水) 15:54
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