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香港行政長官、デモ隊の「5大要求」に応ぜず-諮問機関招集人の陳氏

9/18(水) 12:03配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 香港行政長官の諮問機関、行政会議の招集人を務める陳智思(バーナード・チャン)氏は、抗議活動参加者らが求める警察の実力行使を巡る独立調査など「5大要求」について、政府が受け入れても恩恵は見当たらず、激しさを増すデモが近く収束する可能性も低いと指摘した。

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は一連の抗議活動のきっかけとなった中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の正式撤回を今月発表したが、先週末も暴力に発展するデモが発生。政府は5大要求の1つである改正案の撤回に応じたものの、香港の混乱を収束させるには至っていない。

陳氏は今週のインタビューで、香港政府が全ての要求に応じたとしても、警察に火炎瓶を投げたり、地下鉄駅を破壊したりする者も含まれる過激な抗議活動参加者が運動をやめることはないと主張。政府が社会格差に対応すれば、多くの穏健なデモ参加者に効果はあるかもしれないが、強硬派が活動を断念する公算は小さいと述べた。

陳氏は「より過激、より急進的なデモ隊が早期に消えていくと考える者はいない。しばらく続きそうだ」と説明。

「5大要求を受け入れさえすれば彼らは出ていくかのような印象を与えているが、そんなわけはないことをわれわれは皆知っている。5大要求は始まりにすぎないかもしれない。根底にある問題はわれわれが香港で直面する別の社会問題だ」と語った。

抗議活動参加者らは逃亡犯条例改正案の撤回以外にも警察の実力行使を巡る独立調査や拘束された参加者の釈放、「暴徒」認定の撤回、完全な普通選挙実現を求めている。

原題:Lam Won’t Concede to Hong Kong Protest Demands, Top Adviser Says(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Iain Marlow

最終更新:9/18(水) 12:03
Bloomberg

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