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ウィーワーク、待望のIPOを延期-社債価格は過去最大の下げ

9/17(火) 8:45配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): シェアオフィス事業を展開する米ウィーワークは待望の新規株式公開(IPO)を延期した。同社の企業統治や企業評価額試算の大幅低下、ビジネス見通しを巡る投資家の疑念を和らげるために先送りする。

事情に詳しい複数の関係者の16日の話では、少なくとも10月までIPOを延期する公算が大きい。同社は早ければ今週、投資家説明会を開始する予定だった。

ウィーワークは16日夜の発表文で「今後実施するIPOを楽しみにしており、年内完了を見込んでいる」と説明した。17日午前に共同創業者であるアダム・ニューマン最高経営責任者(CEO)とミゲル・マッケルビー氏、さらにアーティー・ミンソン最高財務責任者(CFO)は従業員向けに約30分のウェブ放送を行った。ミンソンCFOはIPOを確実に「1000%正しく」実施するための延期だと述べ、ニューマンCEOは2019年中の株式公開計画をあらためて表明したと、放送を聞いた関係者1人は明らかにした。

IPOはウィーワークの急成長の次のステップとなり、ソフトバンクグループによる世界のスタートアップ企業への多額の投資計画に勝利をもたらすと期待されていたが、企業評価額が大きく落ち込んだことから、IPOを前進させるかどうかを巡ってニューマンCEOとバンカー、ソフトバンクなどは苦慮していた。

今回の延期により、アドバイザーはIPOへの関心を高める時間が増え、さらに1四半期分の決算を投資家に示すことができそうだ。ただ、ウィーワークは30億ドル(約3240億円)超の調達を見込むIPOの機会だけでなく、IPOの成功を条件とした60億ドルの与信枠も逃すことになるとの懸念から、同社の社債価格は17日に過去最大の下げを記録した。同融資を確保するには、ウィーワークは12月31日までにIPOを実施しなければならないとブルームバーグが先に報じている。

原題:WeWork Postpones Long-Awaited IPO, Sending Its Bonds Falling (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Gillian Tan, Liana Baker, Michelle Davis

最終更新:9/18(水) 7:46
Bloomberg

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