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「クレイジーだ!」-米短期金融市場の混乱、ウォール街は大慌て

9/18(水) 15:28配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): オープニングベルの前から既にうわさが飛び交っていた。米金融当局は介入しなければならない。ウォール街は17日朝、いずこも大騒ぎだった。重要な翌日物資金調達市場が突然干上がった。13日に始まった米短期金融市場の小さな揺れは急速にエスカレートしていた。

ニュージャージー州の比較的小規模なブローカーディーラーでスコット・スクリム氏は資金が枯渇していくのを感じることができた。「クレイジーだ!」とスクリム氏は叫んだ。市場全体が目を離すことができずにいる翌日物レポ金利が、一時10%に達した。1週間前の4倍だった。

2008年の金融危機以降、短期市場の金利上昇がこのような騒ぎを引き起こしたことはなかった。当局の対応も危機以来のものだった。

ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスで、大手銀行と企業、投資会社は、翌日物レポ金利の水準はどこかという通常は単純な問いの答えを得られず苦労した。うわさが飛び交い、ウォール街のディーラーは顧客と自分自身を守るために奔走した。

ニューヨーク連銀では市場グループが既に、ディーラーに貸出金利について聞き取りをしていた。当初は技術的問題で手間取ったが、連銀は午前10時10分までに532億ドル(約5兆7600億円)を供給し、市場を沈静化させ金利の制御を取り戻した。ベアー・スターンズやリーマン・ブラザーズが危機に陥ったころ以来の介入だった。

嵐のような1日の後、トレーダーには数々の疑問が残った。大きな疑問は今後どうなるのかだった。午後4時過ぎに金融当局は18日もオペを実施すると発表した。「今日の出来事はちょっとした分岐点だった」と、BTGパクチュアル・アセット・マネジメントのマネジングパートナー、ジョン・ファス氏は述べた。

17日の金利急上昇は2008年とは異なり、金融システムに問題があることの表れではなく、法人税の支払いや大規模な米国債入札が重なった結果だった。ただ、資金ひっ迫は技術的な問題の結果だとしても、金融当局が短期金利のコントロールを失っていることが浮き彫りになった。市場が混乱する中で、18日の利下げが見込まれているにもかかわらずフェデラルファンド(FF)金利の実効レートは上昇した。別の問題も明らかになった。ウォール街はトランプ政権が発行する膨大な量の米国債を消化するのが難しくなっている。

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最終更新:9/18(水) 15:28
Bloomberg

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