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UCaaS導入の成否を分ける3つの導入形態とその長所/短所

9/19(木) 10:00配信

TechTargetジャパン

 前編(Computer Weekly日本語版 8月21日号掲載)では、UCaaSのメリットとサービス選定時の注意点を紹介した。

 後編では、UCaaSにおける3つの導入形態の長所と短所、導入準備から導入までの流れについて解説する。

3つの導入形態の長所と短所

 当然ながら、UCaaSのサービスはプロバイダーごと、サービスごとに異なる。

 UCaaSに関しては、シングルテナント、マルチテナント、ハイブリッドアプローチという3つの選択肢があるというのがバナジー氏の見解だ。

 シングルテナントUCaaSは、カスタマイズされたソフトウェアプラットフォームを提供し、オンプレミスのシステムやアプリケーションに接続されると同氏は話す。

 「比較的高価なソリューションで、アップグレードコストを顧客が負担するのが一般的だ。だが、顧客のデータを別々に管理するため高度なセキュリティを実現する。ある顧客にダウンタイムが発生しても、その影響が別の顧客に及ぶことはない」(バナジー氏)

 マルチテナントUCaaSは、ローカルではなくサービスプロバイダーが所有するデータセンターのクラウドでソフトウェアがホストされる。マルチテナント構成では、全てのUCaaS顧客が1つのソフトウェアプラットフォームを共有する。

 「主なメリットは、コストが下がり、信頼性が向上し、優れたサポートサービスを受けられる点にある。さらにはソフトウェアアップグレードがプロビジョニングされるのもメリットだ。ただしカスタマイズオプションは少なくなる。これがマルチテナントの大きなデメリットだ」とバナジー氏は語る。

 ハイブリッドアプローチは2つの妥協点を提供する。従来型UCを既に利用中でUCaaSへの移行を考えている企業にとっては、ハイブリッドUCaaSが最善の選択肢になることが多いと同氏は言う。

 「このアプローチは、マルチテナントシステムを活用しつつシングルテナントでデータを安全に保管したいと考えている企業に利用されている」(バナジー氏)

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最終更新:9/19(木) 10:00
TechTargetジャパン

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