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アマゾンがeコマース市場を独占する理由【数字で見るAmazonの強さ】

9/19(木) 9:26配信

ネットショップ担当者フォーラム

7月下旬、米国財務長官スティーヴン・ムニューシン氏はCNBCの取材に対し、「Amazon(アマゾン)は米国中の小売業界を破壊し、競争を制限していることに疑問の余地はない」という、激しい主張を展開しました。

この発言は、前日に米司法省が大規模なテック企業に対する反トラスト法の調査を開始したと発表したことに対する、ムニューシン氏の反応でした。小売業者がどのように「市場支配力」を獲得したか、そのビジネスが競争を減らし、イノベーションを阻害し、あるいは消費者に害を与えている可能性があるかが調査される予定です。司法省は調査対象企業を明らかにしていませんが、アマゾンが標的にされていると広く信じられています。

アマゾンが規制当局の注目を集めている理由はいくつかありますが、最も注目すべきはeコマース業界での圧倒的なパワーです。『インターネットリテイラー』の推計によると、2018年にアメリカの消費者がオンライン購入で使った1ドルのうち、アマゾンが占める割合は約37セントでした。アメリカの消費者が商品の購入に使った1ドルのうち、5セント以上を占めることになります(自動車やガソリンなど、通常オンラインで購入されない品目を除く)。

 

オンラインとオフラインで急速に市場シェアを伸ばすアマゾン

eコマースやより広範な小売業界において、アマゾンが力を持っている理由は数多くあります。2019年から注文から1日以内の配送サービスを提供し始めたアマゾンプライムやホールフーズでの割引、ストリーミングサービス、その他多くの特典、消費者から集めた膨大なデータ、膨大なマーケティング予算、数百万のSKUを販売できるマーケットプレイス……などです。

小売業界におけるアマゾンのユニークな市場ポジショニングは、アメリカのeコマース業界の成長を牽引してきました。『インターネットリテイラー』が業界データと米商務省の過去の統計を分析したところによると、2018年にアメリカの消費者がオンライン通販で使用した金額は5136億6800万ドルで、前年の4498億8000万ドルから14.2%増加しました。

『インターネットリテイラー』は、2018年に消費者はアマゾンから1889億1000万ドルの商品を購入したと推定。ECサイトとアプリ(アマゾン自身の商品やマーケットプレイスセラーの販売を含む)の流通額も、2017年から23.0%増加しています。

これは、2018年にアマゾンがアメリカのオンライン小売販売の約36.8%を占め、アメリカにおけるeコマース収益の55.4%を占めたことを意味しています。言い換えれば、アマゾンは2018年に消費者が使った3兆6320億ドルのうち5.2%を占め、小売売上全体の伸びの24.7%を占めたことになります。

 

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最終更新:9/19(木) 9:26
ネットショップ担当者フォーラム

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