ここから本文です

芸妓「前に向かって一つに」 稽古場の屋根飛ばされ 台風の爪痕 静岡・伊東市

9/19(木) 20:20配信

テレビ静岡NEWS

テレビ静岡

台風15号の通過から10日が経ちましたが、伊豆を中心に深い爪痕がいまも残っています。

伊東市では、屋根の補修や水路の整備などについて依然復旧の見通しが立っていません。

雨模様となった18日。伊東市の川奈地区では、屋根や壁に張られたシートが雨に打たれ濡れていました。

被害を受けたのは住宅だけではありません。

地区を見渡す場所に位置する川奈三嶋神社では、拝殿の屋根や壁がはがれ社が傾く被害が出ました。

漁師町・川奈地区で毎年10月16日に行われている秋祭り「川奈の万灯」です。花飾りが付いた万灯を奉納する祭りは、鎌倉時代から続いています。

令和になって初めての祭りを楽しみにする人が多くいましたが、祭りの中止を決めました。

川奈三嶋神社・高橋克和宮司 「まだ台風15号の影響が残っている家もありますので、その中お祭りの準備をやりますとそういう人たちが大変ですので、今回は中止。お祭りはやらないと言う形になりました」

建て替えには多額の費用が必要で、再建への具体的な道筋は立っていません。

一方伊東温泉の華である芸者衆の稽古場、こちらも大きな被害を受けました。

ここは芸者衆が芸を磨く場所で、年に2回稽古場を開放して観光客に踊りや三味線を披露しています。しかし台風で屋根の半分が飛ばされ、畳や稽古道具が雨に濡れてしまいました。

伊東芸妓置屋協同組合・三島幸枝理事長 「まだはっきりした結論は出ていませんが、前に向かって芸妓一同ひとつなって力を合わせて頑張っていこうと言う意思はみんな持っいるので、どうにか存続出来るように今後頑張っていきたいと思っております」

川船昌雄記者 「国土交通省の排水ポンプ車により、毎分約20トンの水が排水されています」

台風による土砂崩れで排水路がふさがれた池地区では、依然浸水が続いています。道路や田畑は数十センチから数メートル水に浸かったまま。

国交省のポンプ車4台で排水を進め、19日朝の時点で10日前より30センチ水位が下がりました。一方、水を抜く隧道の開通は遅れています。

排水路の壁に亀裂が見つかったため、安全対策が取られるまで土砂の撤去作業が中断されているからです。

伊東市産業課・鈴木康之課長 「隧道が通って池の水を抜く中で、順次土砂崩れの所は手前の所から工事を進めて復旧につとめたい」

非常に強い勢力で北上した台風15号。10日経った今も市民の生活と街の歴史文化に影響を残しています。

テレビ静岡

最終更新:9/19(木) 20:20
テレビ静岡NEWS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事