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五輪サッカー開催地 顔ペイントでおもてなし 本番に備え腕磨く

9/19(木) 14:00配信

茨城新聞クロスアイ

来年に迫った東京五輪のサッカー開催地の一つ、鹿嶋市で、市民団体「フェースペイントKASHIMA(カシマ)」が大会を盛り上げようと、準備を進めている。世界各国から県立カシマサッカースタジアム(同市神向寺)を訪れる観戦客らに、無料で顔に応援する国の国旗を描く「おもてなし」を計画。協力者を募り、市内の各イベント会場で講習会と実演会を開き、腕を磨いている。(鹿嶋支社・藤崎徹)

■代表戦で大盛況
今月5日、同スタジアムで行われた国際親善試合の日本対パラグアイ戦。同団体は会場周辺にフェースペイントを行うブースを開設した。試合開始の約3時間半前から、来場した観戦客らにサッカーボールや国旗などを顔に描く無料サービスを始めると、すぐに長蛇の行列ができる盛況ぶりだった。

同団体の会員20人が腕を振るい、約500人にペイントを施した。頬に日の丸を描いてもらった観戦客らは「気分を盛り上げて日本代表を応援できる」と笑顔で話し、勇んでスタジアムに向かった。

フェースペイントは、サッカー観戦時に自国の国旗などを頬や額などに描く応援スタイルの一つ。日本では同スタジアムも会場となった2002年サッカー日韓ワールドカップ(W杯)を契機に広まり、近年はスポーツ観戦のほか、テーマパークやハロウィーンなどでも人気だ。

■技術習得へ講習会
同団体は今年6月に発足した。日韓W杯の際、市外のボランティア団体が同スタジアムでフェースペイントのブースを設けて好評だったことから、東京五輪鹿嶋市推進協議会(会長・錦織孝一市長)がおもてなし活動の一つとして実施することを決めた。

NPO法人「かしまスポーツクラブ」が3月と5月に講習会を試行し、意欲的な市民らを中心に、「フェースペイントKASHIMA」が発足した。

以来、市内のイベント会場で講習会と実演会を実施し、来年の五輪期間中に活動する協力者「フェースペイントサポーター」の募集を本格化させた。

希望者は基本的な技術を習得するため、約1時間半の講習を受ける。参加無料で、用具は同団体が用意。講習後、イベントの来場者にペイントを実際に施して“一人前”となる。

現在、サポーターには約80人が登録。友人と2人で登録した同市在住の今関美地子さん(46)は「せっかく地元で五輪が開催される。何らかの形で関わりたいと思った」と動機を語った。

■100人以上必要
同団体のモットーは「みんなでやれば怖くない。だからみんなでやろう」。参加資格は中学生以上で、地域や年齢、性別、障害の有無、国籍を問わず、誰もが参加できる。

同スタジアムでは、来年7月23日~8月6日の8日間に計11試合が開催され、同団体は試合当日、市内の五輪関連イベント会場で活動を予定している。より多くの観戦客にペイントを施すには最低でも100人は必要と見積もり、今後は10月26日に同スタジアム周辺で開催される市最大のイベント「鹿嶋まつり」で講習会を企画するほか、市内の学校や事業所などに協力を呼び掛けていく考えだ。

同団体のキャプテンを務める安重淳子さん(43)は「フェースペイントは年齢、性別を問わず簡単にできる。世界中から訪れる大勢の人と触れ合う機会にもなる」と参加を呼び掛けている。

問い合わせは、かしまスポーツクラブ(電)0299(95)6366。
(藤崎徹)

茨城新聞社

最終更新:9/19(木) 14:02
茨城新聞クロスアイ

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