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大野智は謝罪…新生ジャニーズはタレントの恋愛問題にどう対応するのか

9/19(木) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【芸能界クロスロード】

 関ジャニ∞の錦戸亮(34)の事務所退所に続き、今度は謹慎処分者がジャニーズ公式サイトで発表された。ジュニア内のユニット“HiHi Jets”の橋本涼(18)と作間龍斗(16)の2人の寝顔がネットに流出。さらに、当事者の女性がインスタで2人のことを語り事務所も聞き取り調査。本人であることを認めたことで年内の活動自粛を決定した。

 昔からタレントと女性の写真などあったが、ピンボケも多く本人が「私ではない」と言えば「そっくりさん」でしかない。“沈黙は金”――。余計なことを言わなければ、噂の域を出ることなく時間と共に消え去った。ネット社会の現代はそうはいかない。動画もあればネット住民も騒ぐ。嘘をつくのは難しい。俳優や芸人は認めたところで仕事にそう支障はないが、アイドルは人気に影響する。厳しい処分となる。

 故・ジャニー喜多川氏がつくり上げたアイドル帝国も、私生活の管理となるとジャニー氏は範疇(はんちゅう)外。仕事を離れれば10代の少年。遊びたい盛り。そこに「アイドル」の肩書が加わることで環境は一変。最強のモテ男となる。「ファンには手を出さない」がご法度とわかっていても油断が生まれる。最近は“やらかし”と呼ばれる一部の過激なファンがよく問題になっている。我慢できずに「やめて欲しい」と抗議までする人も出てきている。かなりの異常事態と察しがつく。本来なら相手にしないはずが、ジュニアの2人に“やらかし”の判別までは難しい。ネットの網に引っかかったのが今回の騒動。しかも、ネットに上げたのは当の女性の知人という。

 実はアイドルの世界では古典的なことである。昔は電話で「〇〇君と〇〇ちゃんが付き合っているよ」といった類いのタレコミがよくあった。嘘も多いが、デート日から場所まで、かなり詳細な情報まであった。まるで当人の情報であるかのようだが、意外と友人だったりする。そこにはファンならではの心理が働く。こんな話をファンから聞いた。

「ジャニーズの場合、恋愛が発覚すると事務所が“別れさせる”と言われているから、ネタを教えて記事にしてもらえば破局する。ファンがアイドルと付き合うのは夢のような話。ついつい友達に自慢したくなる。話は割と簡単に入ってくる」

 電話からネットに情報提供法は変わってもファン心理は今も変わらない。熱愛発覚は破局への道。それをファンは知っている。“嵐”の大野智(38)は熱愛発覚後に「軽率な行動でファンのみなさまを悲しい気持ちにさせてしまいました」と謝罪会見。自らの口で破局宣言したことがある。ファンファーストを掲げるジャニーズの象徴的な出来事だった。この件をきっかけに大野は「もうアイドルはやりたくない」と嵐解散に気持ちが傾いたと伝えられている。もし大野と彼女の付き合いが問題なく続いていたら解散はなかったかもしれない。

 仕事と人気を得るために払う犠牲が恋愛禁止。それも期限がない。人気が続けば恋愛制限も続く。近年は恋愛も結婚も認めるようになったとはいえ、アイドル人気とはかりにかけた末の結論。その判断も事務所に委ねられる。ジャニー氏の遺志を引き継ぐタレントの話は今も絶え間なく報じられるが、恋愛に関して今後どう対応していくかも、新生ジャニーズ事務所の大きな課題である。

(二田一比古/ジャーナリスト)

最終更新:9/19(木) 11:11
日刊ゲンダイDIGITAL

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