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【凱旋門賞】エネイブルを脅かす存在は?

9/19(木) 21:52配信

東スポWeb

【TPC秋山響の海外競馬解析】10月6日のGI凱旋門賞(芝2400メートル)に向けた重要なステップレースがほとんど終了した。先週末に集中したレースの中で、最も印象的だったのは14日のGIアイリッシュチャンピオンS(芝10ハロン)を制したマジカル(牝4=父ガリレオ、A・オブライエン厩舎)だ。2番手追走から直線入り口で先頭に立って、そのまま後続に2馬身1/4差をつける完勝だった。

 ここ3戦はクリスタルオーシャン(引退)、エネイブル相手に続けて2着と脇役に甘んじていたが、この馬も例年なら十分に主役になれた馬。確かにこれまで4戦4敗のエネイブルという壁は厚いが、それ以外との比較なら間違いなく上位の存在だ。

 フランスのGIIフォワ賞とGIIニエル賞(ともに芝2400メートル)はそれぞれ4、5頭立て。例年本番とは頭数、展開が違いすぎて、あまり参考にならないレースだが、フォワ賞はフランス最強古馬ヴァルトガイスト(牡5=父ガリレオ、A・ファーブル厩舎)が2番手追走からきっちりと抜け出して大一番に向けて順調なところを見せた。またニエル賞は今年の仏ダービー馬ソットサス(牡3=父シユーニ、JC・ルジェ厩舎)が直線行き場を失う不利を克服して完勝。これも約3か月半ぶりとしては上々の走りを見せた。

 ただ、率直に言って、どちらも想定内の勝ち方で、エネイブルを脅かすか、というほどのパフォーマンスではなかった。女王を倒すには、もう1段階、2段階とパフォーマンスを上げる必要がある。

 フォワ賞3着のキセキは逃げて格好の目標となってしまった。あのレースはフランス調教馬にとっては最も得意とする、スローペースで前に目標を置くパターン。相手の土俵に立ってしまった印象で、キセキが差されてしまったのもやむを得ない。大きく展開の変わる本番での巻き返しを期待したい。

最終更新:9/19(木) 21:54
東スポWeb

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