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世界へ踏み出せ!JKAペダリングパワーチャレンジin近畿大学 女子は渡邊さん連覇!男子は渋川さんが優勝!

9/19(木) 22:22配信

スポーツ報知

 「JKAペダリングパワーチャレンジin近畿大学」が13日、東大阪市の近畿大学東大阪キャンパスで行われた。ワットバイクを使用し、自転車競技の適性数値などから算出したPPCスコアで順位を争うイベントに、同大学の体育会員、一般学生259人が参加。女子は昨年優勝の渡邊千尋さん(21)がPPCスコア45・1ポイントをマークし連覇を達成。男子は柔道部の渋川凌吾さん(20)がPPCスコア61・1ポイントをたたき出し優勝した。

 今年も渡邊さんが、女王の座に輝いた。ピークパワーは全体5位ながら、PPCスコアは女性で唯一の40ポイント台をマークし「出るかどうか迷ったけど、せっかくなので出た。まさか連覇できるとは…」と遠慮がちに喜んだ。

 昨年はトライアスロン部所属で出場し優勝。だが、今年は「実はもう、やりきった感があったので昨年夏に辞めたんです」と“一般枠”で登場し頂点に立った。退部後は趣味程度で自転車に乗ったり、泳ぐ日々。それでも高校時代に陸上で鍛えた“貯金”がものをいった。チャレンジ後はスタッフから「ガールズケイリンで十分、通用するよ」という声が続出するなど、潜在能力は相当だ。

 2年連続で優勝賞品AMAZONギフト券5万円分をゲット。「去年はカメラを買ったので、今年は家族にご飯をごちそうします」と渡邊さん。最後まで女の子らしく、おしとやかだった。

 <男子・渋川さん昨年の雪辱!>

 驚異的なスコアで渋川さんが頂点に立った。ピークパワーでも全体1位の1740ワット、PPCスコアでは他を10ポイント以上突き放す数値をマーク。「5万円取って、生活を変えようと必死だったんです!」と冗談交じりに優勝を喜んだ。

 昨年も出場し3位入賞。それもイベントが終了する10分前までは1位だった。「抜かれてメッチャ悔しかった。この1年は優勝するために頑張ってきた」。2週間前に本イベント開催を知ると「体重が軽い方が有利」と7キロの減量に取り組んだ。

 もちろん本職の柔道にもストイックに向き合う。普段から“ウェートトレーニングの鬼”でスクワットは180キロ、ベンチプレスは115キロを悠々あげる怪力の持ち主で、後輩部員からは「あの人は化け物です」の声が上がるほどだ。

 チャレンジ後は「この世界(競輪)を極めます! パンフレットください」と笑った渋川さん。新たなチャレンジに挑む日は、そう遠くない!?

 ◆ペダリングパワーチャレンジとは 未来のトラック自転車競技のスターを発掘するためにJKAが開始したプロジェクト。参加者に自転車競技で活躍できる可能性を示すことで現在、取り組んでいる競技人生とは違った舞台への進出の参考としてもらうのが狙い。ワットバイク(固定自転車)の上で、6秒間全力でペダルを踏み込み、記録したピークパワー(最高出力値)および体重当たりの最高出力値でチャレンジした人の自転車競技適性がわかる。オリンピックレベル男子(短期登録外国人)のピークパワーは2374ワット、同女子は1488ワット、日本競輪選手養成所の男子の最高値は2136ワット、女子は1282ワットとなっている。なお、今回の順位決定に使用したPPCスコアは、それらのデータを元にJKAが独自に算出した数値。

 <サポート役の人材獲得にも注力>

 JKAでは、自転車競技における選手発掘だけでなく、そのサポート役となる人材獲得にも力を入れている。日本競輪選手養成所の訓練指導職員(正社員)がそれに当たり、自転車実技の他、運動生理学やウェートトレーニング、コンディショニングなどを候補生に教えることができる人材を募集中。中国代表チームを金メダルに導いたフランス人コーチの下、世界最先端のトレーニングメソッドを導入したほか、新たに国際基準の屋内型木製250メートル競走路も完成するなど、充実した環境で働くことができる。

 今回、近畿大学で行われたペダリングパワーチャレンジにスタッフとして参加したJKA人事部の村井郁恵課長補佐は「自転車の経験がない方でも大丈夫です。今後、世界に通用する選手を育てるのがJKAの目標ですから、それをサポートする方にも高い目標を持って来てもらえたらうれしいですね」と説明した。

 JKAでは、訓練指導職員のほかにも、経理、総務、補助関係業務や競輪・オートレース振興業務に携わる総合職の新卒採用も行っている。

 ◆公益財団法人JKA 競輪とオートレースの振興法人で、競輪とオートレースの選手・審判員や、自転車・小型自動車の登録、競輪とオートレースの実施方法の制定、選手の出場あっせん、養成・訓練を行う。そのほか、自転車・小型自動車など機械工業の振興、体育事業その他の公益の増進を目的とする事業に対する補助などを行っている。

 競輪界では、男子は2000年のシドニー五輪からケイリンとして正式種目に採用。08年の北京五輪で永井清史選手が銅メダルを獲得するなど競輪のトップレーサーが世界の舞台で多数、活躍するようになった。ガールズケイリンでは小林優香選手や児玉碧衣選手らの活躍で話題。その女子も12年のロンドン五輪から新種目となった。

最終更新:9/19(木) 22:22
スポーツ報知

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