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松田正隆が19年ぶりに青年座に書き下ろす「東京ストーリー」演出は金澤菜乃英

9/19(木) 20:34配信

ステージナタリー

劇団青年座「東京ストーリー」が10月23日から29日まで東京・駅前劇場で上演される。

【写真】左から松田正隆、金澤菜乃英。(メディアギャラリー他3件)

「東京ストーリー」は、松田正隆が「天草記」以来、約19年ぶりに青年座に書き下ろした作品。演出を金澤菜乃英が手がける。東京都内の同じマンションに住む3人の女性を軸とした本作には、大学で哲学を教える杉村佐知子、佐知子の姪で、コントグループに所属する杉村彩芽、不動産屋に勤める梅崎奈々が登場。3人の日常は“空き家”を通して、少しずつ変化し……。出演者には津田真澄、野々村のん、田上唯、世奈、角田萌果、山賀教弘、石母田史朗、前田聖太、松川真也が名を連ねた。

なお10月27日14:00開演回には、松田、マキノノゾミ、金澤が登壇するアフタートークが実施される。

■ 松田正隆コメント
東京に移住して七年が経ちました。私の家からは練馬の風景が見えます。ここに住んでいる人たちとその周りの空間についての戯曲を書きたいと思いました。物語の「内容」というよりも、それを語る「場」のほうに興味があります。たくさん人々が集う東京という都市には、無数の「おはなし」も集積しています。日々、私たちの生活の中で生まれては消える「おしゃべり」やそれに伴なう「身ぶり」は、果てしのない出来事の構成要素です。それらは、始まりがあり終わりがあるような一つの物語として統合されるストーリーではないのです。上演空間に身をおくようにして感じとることのできる、いくつもの「はなしの場」の感触を経験すること。これからの演劇の可能性はそこ(出来事としての空間)にあると思っています。

■ 金澤菜乃英コメント
「わからないはおもしろい」
わかるわかるの頷きより、わからなくて首を傾げたり目を背けようとしている人々が愛
おしい。自分の引き出しにない、頭で理解できない、感覚が合わない「わからない」こと
に直面する時、人はどんな行動と発言をするのでしょう。それを表現として魅せていくに
は……「その人がそこに存在する」ことを考える日々です。新しい挑戦に思える一方、芝居をすることの原点に帰る機会をいただけたと感じています。
青年座で久々にお目見えする松田正隆氏の新作は、東京で生活する人々の縮図であり、
家庭や職場で営まれる日常の連続です。「わからない」感覚を背負いながら生きる姿に、
自身や身の回りの人と重なる瞬間を楽しんで頂きたいです。

■ 劇団青年座 第239回公演「東京ストーリー」
2019年10月23日(水)~29日(火)
東京都 駅前劇場

作:松田正隆
演出:金澤菜乃英
出演:津田真澄、野々村のん、田上唯、世奈、角田萌果、山賀教弘、石母田史朗、前田聖太、松川真也

最終更新:9/19(木) 20:34
ステージナタリー

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