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北村匠海×松坂桃李×浜辺美波 映画『HELLO WORLD』の魅力を徹底解説

9/19(木) 12:30配信

オリコン

 「全方位型の挑戦的な映画」(北村匠海)、「令和一発目に実験的なことも含めて、一度に五度おいしい」(松坂桃李)、「みんなの驚く顔がみたい」(浜辺美波)と、メインキャスト3人を興奮させた『HELLO WORLD』とは一体、どんな作品なのか。キャストのコメントとともに「IDEA」「MUSIC」「STORY」「CHARACTER」4つの側面から解説する。

【動画】北村匠海×松坂桃李×浜辺美波インタビュー

【1】IDEA

 本作は、日本アニメーションの次世代を担う才能、と期待されている伊藤智彦監督の最新作。伊藤監督は、細田守監督の『サマーウォーズ』『時をかける少女』で助監督を務め、監督デビュー後、2作目の『ソードアート・オンライン』(2012年)がヒットしてシリーズ化。『劇場版ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』(17年)は興行収入25億円(全世界累計43億円)を上げ、未来やテクノロジーへの深い造詣と確かな演出力でファンの信頼を築いてきた。

 脚本は、『正解するカド』(17年)で衝撃を与えた、野崎まど氏。キャラクターデザインは、『けいおん!』などの堀口悠紀子氏。アニメーション制作は、映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』(14年)のグラフィニカ、という布陣で、ゼロから作り上げたSF青春ラブストーリー。

【北村匠海】

 僕は、いとこの影響で、『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『機動警察パトレイバー』『AKIRA』…といったSFアニメが大好き。今回、オリジナルのSF作品に携われたことがすごくうれしかったです。SF作品というと、世界観を飲み込めなくて難しい、と1枚目の扉を開けられずにいる人もいると思うんです。僕も本作の内容を理解するのに時間がかかったし、これを映像化して、音楽もかなり実験的で、全方位型の挑戦的な映画だな、という印象を受けました。

【2】MUSIC

 音楽は、「今もっともおもしろいアーティストたちによって、新しい映画音楽のかたちを創造する」というコンセプトのもと、7組のアーティストが競作。この映画のためだけの音楽プロジェクト「2027 Sound(読み:ニーゼロニーナナサウンド)」を立ち上げ、ロックバンド・OKAMOTO'Sをハブとして、Official髭男dism、Nulbarich、OBKR、Yaffle、STUTS、BRIAN SHINSEKAIら、ジャンルを越えた7組が、互いに個性をぶつけ合いながら最終的に43曲の劇伴を制作した。映画のシーンに合わせてOKAMOTO'S、Official髭男dism、Nulbarichが、1曲ずつ主題歌を書き下ろしている。

【松坂桃李】

 それぞれで活躍しているアーティストさんたちが、一つの作品に楽曲を出し合って、色を付けていく、ありそうでなかったこと。いままで実現されていなかったということは難しいことだったんだと思うんです。それを今回、挑戦しているというのは、令和一発目にふさわしいというか。すでに大ヒットを生む法則があるとしたら、これは爆発的な映画のヒットのさせかたのもう一つのルートみたいなものを切り開くんじゃないかな、と感じました。一度に五度おいしい。アーティストさんによる音楽も、物語も、グラフィックも、いろんなことが一気に楽しめる。なんかものすごいものを見たな、と思って映画館を出られる作品になっていると思います。

【3】STORY

「お前は今日から三ヶ月後、一行瑠璃と恋人同士になる」

 京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。ナオミによれば、瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。

「頼む、力を貸してくれ」

 彼女を救うため、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。しかし、その中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された秘密を知ることになる。

【浜辺美波】

 私は、ストーリーがすごく面白いな、と思いました。時代を飛び越えるSF作品はほかにもあると思いますが、(10年後の未来からやってきた)大人のナオミくんと(同級生の)直実くんが協力して瑠璃を守る。どうなっていくのか、すごく楽しみで、瑠璃の命を救う、それだけじゃないところもまた、最後までどうなるか、劇場で観てほしい。“みんなの驚く顔が見たい”そんなストーリーだと思います。

【4】CHARACTER

堅書直実:京都に住む内気な16歳の高校生。瑠璃と一緒に図書委員をやっている。

【北村匠海】

 実際、僕も小学校高学年の時に図書委員をやっていました。図書室って、暖かくて落ち着く場所というイメージ。だから、この作品の直実の気持ちもわかるというか、本に逃げているわけではなくて、純粋に本と向き合っている時間が心地いいんですよね。直実は内気なところはあるんですけど、柔らかくて、温かい少年だな、と思います。そんな僕が演じる直実は「僕」で、松坂さんが演じるナオミは「オレ」。同じ人間なのに、2人のテンションの違いは何なのか、空白の10年間に何があったのか、いろいろ想像してほしいです。

カタガキナオミ:突如、直実の前にあらわれた、10年後の未来からやってきた自分。

【松坂桃李】

 ナオミは、うれしいことも、悲しいことも、不安も恐怖も、いろいろ経験して、10年前の自分に会いに行く。収録では、匠海くんの声が先に入っていたので、高校生の直実との繋がりを意識しつつも、わりと自由に演じさせてもらいました。大変だったのは、説明ぜりふが多かったこと。10年後のナオミの世界では当たり前に使っている専門用語を当たり前のように言うのが難しかったです。

一行瑠璃:直実とクラスメイトの京都在住・16歳の女子高生。図書委員。

【浜辺美波】

 瑠璃は、素直で不器用なんだけど、芯が強い女の子。それがちゃんと伝わるお芝居ができたらいいな、と思っていました。監督が不慣れな私に、たくさん試行錯誤して、アプローチして声撮りをしてくださって、最終的にどうなっているか、自分でも楽しみです。大人ナオミからは10年間ずっと瑠璃を思う切なさを感じて切なくなりましたし、コドモ直実が瑠璃を守ろうとする真っ直ぐさにはじんわりうれしくなりました。

■作品情報
『HELLO WORLD ハロー・ワールド』9月20日公開

■公式サイト
https://hello-world-movie.com/

最終更新:9/20(金) 14:25
オリコン

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