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サッカーW杯予選 アウェイ初戦で見せた日本の適応力

9/19(木) 8:01配信

テレビ東京スポーツ

9月、2022年FIFAワールドカップのアジア2次予選が始まった。

日本は9月10日にアウェイでミャンマー代表と対戦し、中島翔哉選手と南野拓実選手が前半16分、26分に得点し、2-0の勝利で好スタートを切った。

2次予選は1グループ5チームで戦い、全8グループの1位と2位の中で上位4チームが最終予選へ進む。
日本はこれが予選初戦だったが、同じF組の他4チームは9月5日に初戦を終えており、この1節のずれは日本に有利に働いた。

ミャンマーは初戦をアウェイでモンゴルに0-1と敗れていたが、日本はこの試合から相手の最新情報を入手。さらに、6月の代表戦以来となる約2ヵ月のブランクを経ての試合だったが、他国が予選をしている5日に日本はパラグアイ代表と鹿島で対戦。この親善試合がチームとしての試合勘を取り戻す上で効果的だった。

予選を戦ったミャンマーは現在、雨季に入っており、連日スコールに見舞われる。スコールの激しい降りそのものは、日本人にも最近は珍しくもないのだが、水捌けの良くないグラウンドは影響を受ける。

日本は7日から現地での練習を始めたが、グラウンド状態はかなり悪く、「いままでで経験したことがないようなタイプのもの」(南野選手)というレベル。試合2日前には予定されていた練習場から試合会場へ場所を急遽変更したが、非公開練習をするにはオープンな環境だった。

パラグアイ戦から中4日で、現地で「この雨の中、あまり練習をできなかった」(森保一監督)という状況も先発メンバー選考に影響したと報じられており、日本はすでに直前のパラグアイ戦で手合せしている顔触れで戦った。

4年前の教訓

それは初戦に対する指揮官の強い気持ちの表れでもある。

日本は2018年のロシア大会予選初戦で、ホームで格下のシンガポールにまさかのスコアレスドローに持ち込まれた。このことは、今回のミャンマー戦の前日会見でも現地記者からも指摘され、対戦相手に「チャンスがあるのでは」という期待も生んだ。

前回大会では、初戦以降は勝利を重ねて最終予選へ進んだが、そこでもUAE(アラブ首長国連邦)との初戦をホームで落し、これが尾を引いて日本は苦しい戦いが続いた。それだけに、もう同じ轍を踏むわけにはいかなかった。

 試合当日は、昼過ぎからスコールとなり、それが収まった後も強い降りが試合前半まで続いた。
 「ひどい水たまりはなかったが、かなりぬかるんでいた」(長友佑都選手)というピッチコンディションを考えて、日本は最終ラインからしっかり前に蹴り出すプレーを選択。いつもはGKや最終ラインからの組み立てを心掛けているが、リスク回避を徹底した。

 一方で、前線では「公園とかでサッカーしていたので、ピッチは気にしたことがない」という中島選手が、柔らかいピッチコンディションをモノともせず、縦パスやドリブルで切れ込む積極的な仕掛けを見せた。長友選手と酒井宏樹選手の両サイドバックも高い位置を取り、大迫勇也選手や堂安律選手らと絡んで厚みのある攻撃を展開した。

 後半は、相手も反撃を試みて前半以上に戦う姿勢を見せ、日本も疲れからか少し動きが落ちたところもあったが、得点チャンスは作り続け、相手GKのセーブやクロスバーに阻まれて3点目はならなかった。

 2-0で勝利したパラグアイ戦と同様、3点目を奪えずに後半無得点に終わる展開になったが、日本は経験を活かして、状況に応じた対応を見せて必要な結果を手に入れた。

 長友選手は、「過去の予選と比べれば上々の入りができたと思う」と話し、森保監督も試合を通して見せた攻撃の姿勢と、後半も集中両を維持して相手に流れを渡さなかった点を評価。さらに、「今日の天候やピッチ状況を見極めて非常に柔軟にプレーしてくれたし、チームとして意思統一を図りながら、ベストを探りながら戦ってくれた」と語った。

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最終更新:9/19(木) 9:56
テレビ東京スポーツ

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