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クリスタルエクスプレス 迫る最終列車 富良野に惜しむファン続々

9/19(木) 10:38配信

北海道新聞

28、29日にラストラン

 【富良野】札幌―富良野間を走るJR北海道の観光列車「クリスタルエクスプレス」が28、29日の両日、ラストランを迎える。車両は1989年12月に苗穂工場で製造された。30年にわたり愛されてきた列車との別れを惜しみ、多くの鉄道ファンらが富良野駅のホームに降り立っている。

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 全156席の「クリスタル」は、列車両端の1、4号車の運転席の下が展望客室になっている。椅子とテーブルを備えたラウンジも完備。景色が見やすい大きな窓など、ゆったりとしたつくりが人気だ。これまでリゾート列車として全道各地を走ってきた。老朽化して修繕用の部品の入手が難しくなったため、引退が決まった。

 「クリスタル」は今年7月から、土、日曜と祝日に札幌―富良野間を往復している。午前9時7分に札幌を出発して同11時7分富良野着。その後、午後4時51分に富良野を出発し、同6時46分に札幌に戻る。

山間部の変化ある景色楽しめる

 「クリスタル」の引退発表は今年8月。JR北海道によると、引退発表後の指定席の予約数は、発表前より2割ほど増加。その後も増え続けているという。東京都町田市から16日に富良野を訪れた会社員の角田崇史さん(49)は、鉄道に乗るのが好きないわゆる「乗り鉄」。「引退を知って休みを取り、初めて乗った。畑や山間部のトンネルなど変化のある景色を楽しめた」と喜んでいた。

 ラストランを行う28、29日の到着時は5番ホームで午前11時から、出発前は2番ホームで午後4時から、それぞれ30分間ほど、富良野の特産品を販売する。さらに29日は同4時半から、ふらの農協東山支所女性部員が「輝気(かがやき)太鼓」の勇壮な演奏を2番ホームで披露し、見送る。

 ラストランは全車指定席で既に満席だが、21、22、23日に運行する列車の指定席は18日正午時点で12~29席の空きがある。また、4両編成中に2両ある自由席(片道4290円)を使うこともできる。問い合わせはJR北海道電話案内センター(電)011・222・7111へ。(福元久幸)

最終更新:9/19(木) 10:38
北海道新聞

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