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鶏卵急伸 東京M195円 台風の影響で供給不足

9/19(木) 7:05配信

日本農業新聞

 9月に入り回復基調にある鶏卵価格が18日、急伸した。同日のJA全農たまごのM級価格(東京地区)は前日比15円高の195円。190円台に乗るのは卵価低迷前の2018年12月以来となる。国の生産調整事業で過剰感が解消されてきた中で、主力産地の千葉県が台風15号で被害に遭った。東日本の流通関係者は「供給量が不足し、相場を押し上げている」とみる。

 同日のM級価格は東京、大阪、名古屋、福岡の全てで前日比10~15円上げた。東京では9月2日の同150円から45円上げている。

 卵価低迷時に発動される成鶏更新・空舎延長事業が5月20日から今月2日まで続くなど、価格の低迷が長期化した。局面が変わったのは今月からで、生産調整の効果や夏場の暑さによる減産、外食チェーンからの旺盛な需要などを背景に、価格は上げ基調に転じた。

 台風被害を受けた千葉県は、鶏卵の生産量が16万7795トンで全国3位(18年)となる。県内では停電時に給餌が滞ったり、鶏舎の暑熱対策ができなかったりした影響で生産の回復が遅れ、流通関係者は「出荷量は通常の6、7割に落ち込んでいる」とみる。

 台風の影響が長引く可能性がある一方、全国的な生産量は平年に比べ増加傾向にある。例年、年末にかけて相場は上向くが「今年は不確定要素が多く、見通しにくい」(流通関係者)との声が上がる。

最終更新:9/19(木) 7:05
日本農業新聞

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