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相続・終活、事前準備を万全にするには【保険の棚卸】を検討してみて

9/19(木) 18:21配信

ファイナンシャルフィールド

相続対策の依頼をいただくことが増えてきました。しかし、なぜかギリギリのご依頼が多く、ご希望に添えないこともあります。

確かに「親が納得しない」ということで、専門家への相談がギリギリになってしまうことは往々にしてあります。だからといって、対策をしないのはナンセンス。まずは財産の棚卸をして、親と対話してみてください。

もし、親の判断能力が低下していたら、せめて兄弟姉妹間で話し合い、相続発生後、もめないように「仮対策(準備)」をしてみてはいかがでしょうか?

手始めに、保険の棚卸をしてみませんか?

今の70代~80代の方は保険が大好きです。高度成長期に成人していたので「おつきあい」で保険に加入をしていた方も多く、無駄な保険を持っている場合もあるようです。まずは、終活・相続対策の手始めとして「保険の棚卸」をしてみませんか? これを機に、親・自分・家族分の棚卸をしてみるのも良いかと思います。

以下は、先日ご相談のあった案件です。母Aさんの相続対策でAさんの保険の見直しを行いました。親子といえども、保険についてしっかり話し合いをしていないもの。やはり今回、いくつかの問題点がみつかりました。

<Aさんについて>
ご本人  Aさん
配偶者  夫・2017年に死亡
相続人  長女・長男・次男
財産   自宅/アパート/保険/証券/預貯金

Aさんの保険の棚卸を行ったところ、見つかった問題点は下記のものです。
(1)保険受取人が長女に集中している。
(2)亡くなった夫が受取人の保険がまだある。
(3)アパートの建築時に、ローンをした次男名義の保険がまだあり、ローンが返済された今も保険料の支払いが継続されている。

保険受取人が長女に集中している

まず、相続における保険を利用した節税対策があります。相続人一人につき、500万円まで。Aさんのケースにおいては、500万円×3=1500万円までは、相続税が非課税となります。ですから、子どもにお金を残してあげたい場合、現金で遺すのではなく、保険を利用し非課税枠内で遺してあげたほうがお得なケースがあります。

相続の場面において保険金の「受取人」は、契約書に記名されている、個人固有の財産です。ですから、このままいくと、長女に保険金が集中します。Aさんに理由をたずねると「息子たちには不動産管理をしてもらいたいので、娘には現金を残したい」というご希望でした。

しかし、ここでも問題が3点。

■意思を遺してないとわからない
今回は保険の棚卸をしたことにより、Aさんのお気持ちはわかりましたが、その意思を形にしなければ相手には伝わりません。本意を直接伝えるか、遺言書・エンディングノートで想いを遺すことが重要です。

■不動産物件は、老朽化で修繕にお金がかかりそう
長男・次男に確認したら「修繕費に回す預貯金はない」とのこと。「それなら、不動産より現金をもらいたい」という意向でした。

■争族の火種に
今のままで相続が開始されると、長女には不動産権利もありますから、争族の種になるでしょう。万全にするには、遺言書を作成することです。

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最終更新:9/19(木) 18:21
ファイナンシャルフィールド

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