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織物マイスター育成 繊維リソースが認定制度

9/19(木) 1:25配信

北國新聞社

 繊維リソースいしかわ(金沢市)は独自の認定制度を創設し、織物の構造分析や設計に関する知識・技術を持った「織物マイスター」の育成に取り組む。来月から半年間の養成講座を開始し、認定に向けて素材づくりの企画力を養う。北陸では小規模な機屋の多くで熟練した職人の高齢化が課題となる中、国内外から付加価値の高い素材を求められており、将来の繊維王国を支える人材の確保を急ぐ。

 繊維リソースいしかわの支援を受けた能登繊維振興協会が、マイスター養成講座を開く。繊維関連企業や団体に所属する実務経験者を対象に育成する。

 養成講座は全10回で10月8日に開講する。中能登町の能登テキスタイル・ラボや金沢市の県工業試験場などで開き、大手合繊メーカーの技術者として長い経験を持つ講師が指導する。

 来年3月に筆記や織物の設計書を作成する実技の試験を実施し、合格者に「織物分解設計マイスター」の認定証を発行する。

 8月下旬の募集開始から既に定員の15人を超える応募があった。織物工場を中心に糸加工や繊維機械メーカーなどからも申し込みがあるという。

 繊維リソースいしかわによると、織物工場の技術者は生地のサンプルから糸の種類や織り方の密度などを把握する力が求められる。 かつては大手合繊メーカーから発注された設計書に従って生産していたが、近年は取引先の要求が高度化し、希望に合った風合いや性能になるよう新たな素材を企画提案するケースが増えている。

 遠藤幸四郎社長は「人材の育成が難しい小規模事業者を中心に技術力を底上げし、産地全体の信頼につなげたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:9/19(木) 1:25
北國新聞社

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