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アップル、中国でアイデンティティーの危機-人気ブランド調査で後退

9/19(木) 14:33配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米中貿易戦争が米アップルに打撃を与えていることが、中国消費者を対象にした最新の意識調査で分かった。

中国の人気ブランドに関する年次報告書によると、アップルは1年前の11位から24位に後退。貿易戦争が始まる前の2017年時点では、同ランキングで5位だった。一方、中国企業でアップルにとって最大ライバルの華為技術(ファーウェイ)は順位を2つ上げ、中国決済サービスのアリペイ(支付宝)に次いで2位となった。

ランキングのこうした変動は、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席との関税合戦が2年目となる中、米国ブランドが一層の難題に直面していることを示唆した。ファーウェイの孟晩舟最高財務責任者(CFO)が米国の要請を受けてカナダで身柄を拘束された後、中国の消費者の間では一部の米国ブランドに対する見方が一段と冷え込んでいることが今回の調査で示された。

トランプ氏はファーウェイ製品に対する禁輸措置も打ち出したため、同社を地元で支援する動きに拍車が掛かったと、調査を実施したコンサルティング会社プロフェットの香港在勤シニアパートナー、ジェイ・ミリケン氏は分析した。調査は中国の消費者1万3500人を対象に実施した。

ミリケン氏は「中国の消費者はファーウェイに起きたことを攻撃だと解釈したため、この分野ではナショナリズム的な購入が多い」と述べた。

愛国心は他の中国ブランドも後押しした。スポーツウエアメーカーの李寧は34位と、初めて上位40位以内に食い込み、業界大手の米ナイキの2つ下に迫った。

今年は上位10位以内に入った米国ブランドは3位のアンドロイドと9位のインテルの2つのみ。17年の調査では5つだった。

原題:Apple Is Suffering an Identity Crisis With Consumers in China(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Bruce Einhorn

最終更新:9/19(木) 14:33
Bloomberg

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