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大学入試英語成績提供システム、予約金廃止など要望…私立中高連

9/20(金) 10:45配信

リセマム

 大学入学共通テストで導入される英語4技能試験ついて、日本私立中学高等学校連合会は2019年9月19日、システムの円滑な実施を求める要望書を文部科学省に提出した。日本英語検定協会に対しては、予約申込期間の延長と予約金徴収の取りやめを要請している。

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 民間の英語4技能検定を活用した大学入試英語成績提供システムの導入をめぐっては、試験の実施状況や大学の活用状況が十分に明らかになっていないため、学校現場などで混乱や反発が生じており、9月10日には全国高等学校長協会が実施の延期と制度見直しを求める要望書を文部科学省に提出している。

 日本私立中学高等学校連合会では、現在の混乱状況について「我々大人世代が議論を続けている間にも、受験を目指す高校生は、新テストに向け日々それぞれ努力を続けていることを知るべき」などとしたうえで、「もし、ここで中断・延期することになれば、却って大きな混乱を招き、すでに準備を進めている高校生は方向転換を余儀なくされ、新たな負担を強いられることになる」と指摘。

 文部科学省に対し、「各大学にシステム活用方法について、遅くとも必ず9月中に公表するよう強く要請すること」「各試験実施団体に共通ID発行申込開始の11月1日よりも前に、確実に試験実施日や会場などの実施要領を公表するよう強く要請すること」を求めている。

 試験実施団体のひとつである日本英語検定協会に対しては、受検者数の事前把握と収益確保のため予約金3,000円の納入を受検申込みの条件としていることなどを厳しく批判。「日本英語検定協会に対し、予約申込期日の延長とともに、予約金の徴収を取りやめるよう、強く要請すること」を文部科学省に要望している。

 このほか、要望書では試験実施運営上のトラブルによる再試験については、無償により確実に実施することを各試験実施団体に要請するよう訴えている。文部科学省が開設した「大学入試英語ポータルサイト」については、多くの資格試験の会場や実施日程が「未定」「調整中」とされ、各大学の利用方法なども「未定」が目立つことから、「ポータルサイト開設の意義が疑われている」としている。

《リセマム 奥山直美》

最終更新:9/20(金) 10:45
リセマム

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