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ラグビー日本代表、ロシア一蹴だ…4年間でキック進化、SH田中「ラグビー観が変わった」

9/20(金) 10:03配信

スポーツ報知

 日本代表は15年W杯でエディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(HC、59)の下、ボールを保持し続けるポゼッションラグビーで、南アフリカを破る大金星を挙げた。後任のジェイミー・ジョセフHC(49)は初の8強入りへ、スーパーラグビーに参加する母国ニュージーランドのハイランダーズでもコンビを組んだ参謀のトニー・ブラウン・アタックコーチ(44)と共に、キックを蹴ってアンストラクチャー(陣形が整わない)な状態を作り、得点を狙うラグビーを追求。その成果がいよいよベールを脱ぐ。

 エディー・ジャパンが、成し遂げられなかった1次リーグ突破。その壁を越えるため、ジョセフ・ジャパンは速攻を維持しつつもボール保持にこだわらず、キックを有効に使う戦術を磨いてきた。開幕戦の相手ロシアもキックに活路を見いだす。ジョセフHCの“右腕”ブラウン・コーチはこの日の会見で「キックで重圧を与えてくるのはうまいが、カウンターアタックのチャンス。(日本が蹴る時は)ハイボールを使って速く動かすことが重要だ」と語った。

 同コーチは「私たちは二度と同じアタックはしない。いつも新しいオプションを持ってやる」と断言。優勝した今夏のパシフィックネーションズ杯では、鮮やかなサインプレーでウィング松島やFB山中がトライを奪った。W杯本番も、ここ一番でトライを狙うサインプレーが当然あるようで「戦術に関してはお答えできない」とニヤリ。ハイランダーズ在籍時から教わるSH田中は「戦略がすごく、ラグビー観が変わった。ジェイミーといいコンビ」と同コーチをリスペクトする。

 日本代表は壮行試合だった南アフリカ戦(7●41)では、キックを蹴った後にボールを奪い返すどころか、カウンターアタックを食らいトライを許すなど“宿題”を突きつけられた。W杯では南アフリカと同じティア1(伝統上位国)のアイルランド、スコットランドとぶつかる。「うまくキャッチして戦っていきたい」と同コーチ。ナイターでのハイボールキャッチや2人がかりで相手を倒すダブルタックルを合宿で磨いてきた。まずはロシア戦で結果を出す。(田村 龍一)

 ◆ラグビーW杯 1987年から4年に1度開催。今大会が9回目で初のアジア開催。参加20チーム。予選参加は90チーム以上。前回15年イングランド大会は総観客動員約247万人、209の国と地域でテレビ放送され、40億人以上が視聴した。今大会は動員180万人、海外から40万人の訪問を見込む。

最終更新:9/21(土) 18:48
スポーツ報知

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