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【今週の一枚】Perfumeがベストアルバムに込めた「これまで」と「これから」の挑戦について

9/20(金) 12:20配信

rockinon.com

3枚にわたり全52曲が収録されたPerfume初のベストアルバム。全曲の作詞作曲はもちろん中田ヤスタカ。既発曲はすべて中田の手でリマスタリングされている。1曲目には新曲“Challenger”が据えられているが、驚くべきは、この曲が約16年前、Perfumeの3人が中田ヤスタカと出会うより前にあった曲だということだ。Perfumeの当時のマネージャーがこの曲を聴いて、プロデュースを依頼することを決めたという、いわばPerfumeと中田ヤスタカとの出会いの曲ということになる。その曲が、結成20周年メジャーデビュー15周年のタイミングでアレンジし直され、今のPerfumeが歌うべき歌詞が付けられ、“Challenger”という名前の曲として、世に放たれる──。
ふわっとした音色がゆるやかに鳴り、Perfume初期を想起させるレトロフューチャーなサウンドと《We are challenger》という歌声が溶け合う。言葉がはっきりと吐き出され、カラフルな音と混ざっていく中で頭に浮かぶのは、Perfumeの道のりだ。
《眩しい期待がいつかキミをキミを燃やす/ボクは若過ぎて意味がわからずにいたけど/夢を見捨てないで 涙で未来がぼやけても/今しかできない 掴め! 未来未来 見たい》
ここで歌われているのはまさしく、自らを崖っぷちに追い込み、果てなき夢を叶えるために挑戦を続けてきた光と涙の歩みであり、決意表明だ。何度も繰り返される「We are challenger」というメッセージ。その余韻を高めるように、2曲目の“リニアモーターガール”以降、発売された時系列に沿って曲が収められている。その流れに、Perfumeのこれまでの数々の挑戦が鮮明に重なる。最後はもうひとつの新曲“ナナナナナイロ”だ。挑戦者・Perfumeは、「Reframe 2019」での8日間に及ぶ同会場でのライブを控え、2020年には初の全国4大ドームツアーを行う。(小松香里)

rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

最終更新:9/20(金) 12:20
rockinon.com

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