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【巨人】M4足踏み 5年ぶりVへ最後の試練…坂本勇「勝つためにチーム一丸で頑張りたい」

9/20(金) 6:05配信

スポーツ報知

◆中日2―1巨人(19日・ナゴヤドーム)

 5年ぶりリーグ制覇を目前に、巨人打線がまた湿った。3戦連続1得点で中日には6連敗。唯一の救いは、坂本勇の豪快な一撃だ。前日(18日)に下半身の張りで今季初めてスタメン落ちしたが、この日は復帰。6回に37号ソロを放つなどチーム3安打中2安打をマークし、問題がないことを強調した。20日からのDeNA2連戦(横浜)で連勝すれば優勝なだけに、もう、勇人のバットに頼るしかない。

 5年ぶりの優勝へ、最後の試練を乗り越える。坂本勇の言葉には、強い覚悟がにじんでいた。3戦連続打線が1点止まりで、チームも3連敗を喫した試合直後。バスに乗り込む直前に足を止めた。

 「明日は勝てるように、野手陣が奮起して頑張ります」

 試合には敗れたが、誰よりも強い責任感が背番号6を突き動かした。16日の阪神戦(東京D)で下半身の張りで試合途中で交代し、前日18日の中日戦(ナゴヤD)は今季初めてスタメンから外れた。この日も当初はベンチスタート予定だったが、首脳陣に「出ます」と先発志願。試合前練習を経て、急きょスタメンに名を連ねることになった。

 すると初回1死では小笠原のカーブを捉え、打球を右前にはじき返す。ライトゴロを狙われると思い、塁間上でスピードを急加速して一塁に駆け込む右前安打となったが、これで10年(307塁打)以来の300塁打に到達した。遊撃の守備でも初回から2つのゴロを冷静に処理し、5回1死では中前に抜けそうな打球をギリギリで好捕。華麗なフィールディングでアウトにしてみせた。

 すると両チーム無得点の6回1死。フルカウントから小笠原の真ん中高めに入ってきた145キロ直球を振り抜き、均衡を破る37号ソロ。「負けたから何もないです」と振り返ったが、これで遊撃手では幼少期に憧れの選手だった松井稼頭央が02年にマークした36本を抜き、85年に41本塁打、84年に37本塁打を放った宇野勝に並ぶ2位タイとなった。

 球団の生え抜き右打者としても原監督が現役時代の86年に記録した36本も抜き、こちらも63年の長嶋と並ぶ2位タイに。「自分でもびっくりするくらいホームランが打てている」と謙遜するが、偉大なレジェンドたちの領域に達している。

 2位・DeNAが勝利したため、マジックは4のまま。20日からはDeNAと敵地で2連戦を戦い、連勝なら21日に5年ぶりのリーグ制覇が決まる。「勝つためにチーム一丸で頑張りたい」。シーズン最終盤で満身創痍(そうい)の状態は続くが、背中で引っ張る覚悟だ。歓喜の瞬間まで、背番号6は全身全霊で戦い抜く。(後藤 亮太)

 ◆勝負強い勇人

 ▽4月12日・ヤクルト戦(東京D) 16年から8連敗中だった天敵・小川から決勝の3号ソロ。

 ▽同28日・DeNA戦(東京D) 3点リードの5回先頭で7号ソロを放ち、チーム平成首位締め。

 ▽5月1日・中日戦(東京D) 新元号となった初日、「令和」1号となる8号ソロ。チームも令和一番星を手に。

 ▽同10日・ヤクルト戦(東京D) 初回に中前打を放ち、開幕戦からの連続試合出塁を34に伸ばし、1977年の王貞治を抜く球団新記録をマーク。チームも23安打19得点の快勝。

 ▽7月4日・中日戦(東京D) 両軍無得点の2回2死から自身6年ぶり満塁弾で前半戦首位ターンを決めた。

 ▽8月14日・広島戦(マツダ) 同点の7回に決勝の左中間二塁打。開幕カード以来の広島戦カード勝ち越しを決め、3連覇中の王者の自力優勝を消した。

 ▽9月7日・ヤクルト戦(神宮) 初回に適時二塁打を放つと、暴投で二塁から一気にヘッドスライディングで生還。勝利への執念を見せ連敗を6で止めた。

最終更新:9/22(日) 7:38
スポーツ報知

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