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2019年用マシン”フェラーリSF90”をまだ完璧に信頼できていない……苦戦が続くベッテルの苦悩

9/20(金) 19:59配信

motorsport.com 日本版

 ベルギーGPとイタリアGPという超高速サーキット2連戦で、フェラーリのシャルル・ルクレールが、2連勝を達成した。しかしその一方で、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、ベルギーGP4位、イタリアGPにいたっては13位と、共に表彰台登壇すら叶わなかった。

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 特にイタリアGPでは、決勝レース序盤4番手を走行中にアスカリシケインで単独スピン。これでポジションを落としたばかりではなく、コースに復帰する際にランス・ストロール(レーシングポイント)と接触してスピンさせてしまったことでペナルティを受け、さらに大きく後退することとなった。

 ベッテルが現在ドライバーズランキングで5位。連勝のルクレールにも獲得ポイントで上回られてしまった。しかも彼が直近で勝利したのは、2018年のベルギーGP……つまり、もう1年以上勝利から遠ざかっているのだ。

 元F1ドライバーであるファン-パブロ・モントーヤは先週、ベッテルのモンツァでのミスは「精神的な弱さの兆候ではない」と発言した。これについて尋ねられたベッテルは、次のように語った。

「精神的なモノではないと思う。僕は精神的に間違った場所にいるわけじゃないんだ」

 そうベッテルは語った。

「僕は正しいことをしていると思う。だから、物事を過度に複雑にしすぎないようにすることも重要だと思う」

「僕は、マシンに対して絶対的な信頼を持てていないんだ。まだ最高のフィーリングを手にできていないと思う」

「とはいえ、クルマに対する理解度は向上している。それらは、細かい部分の問題なんだ。願わくばそれを解決し、正しい位置にできるだけ早く落ち着けることを願っている」

「それまでは集中し続けることが必要だと思う」

 ベッテルはこれまで4度のタイトルを獲得してきたドライバーである。しかし苦しんでいる現状を、過去とは比較したくはないと語る。

「分からないね。比較はしたくないよ」

 そうベッテルは語る。

「“それはそれ”だと思うようにしている。たしかに、素晴らしい状況じゃない。でも、災難だと言うほどではないよ」

「レースの週末を考えれば、決勝レースはピークであり、ハイライトであると思う。一瞬でレース全体が変わってしまう可能性もあるんだ。(モンツァでの)その瞬間が、まさにそうだった」

「明らかに、僕はレース後にミスを認めた。それは明確なことであり、他に話すことは何もない」

「残念ながら、これらのことは僕らに起きたことの一部であり、レースの一部分でもある。確かに、現状は僕が求めているようなレベルじゃない。でもこういうことは、誰にでも時折起こり得ることなんだ」

Jack Benyon, Scott Mitchell

最終更新:9/20(金) 19:59
motorsport.com 日本版

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