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人類の月面着陸を信じなかった20%のアメリカ人を驚かせた写真集

9/20(金) 7:00配信

LEON.JP

月が眺めるだけの星から、訪れるべき宇宙の土地になったのは1969年のこと。人類による初の月面着陸は、当時、世界に大きな驚きを与えました。宇宙飛行士たちが撮影した月の写真集「FULL MOON」からアポロ計画の意義を探ります。

実際、月に行った宇宙飛行士たちが撮影した写真集

ここに一冊の写真集があります。「FULL MOON」と題された本書はその名のとおり月の写真集です。けれど、ほかの多くの写真集と違うのは、本書が、地球から月を写したのではなく、実際に月で撮られた写真で構成されている点。これは月に行った宇宙飛行士たちが撮影した写真集なのです。

米ソ冷戦のなかで人類は初めて月面に降り立った

人類が初めて月面に降り立ったのは1969年7月20日。アメリカのNASA(米国航空宇宙局)によるアポロ計画で発射されたロケット、アポロ11号でのことでした。以降1971年のアポロ17号までの7回の飛行で、人類は計6回、18人の宇宙飛行士が月面を踏みしめたのです。

当時は第2次世界大戦後の冷戦時代。米ソ2大大国が対立し、両国は政治や軍事、経済はもちろんスポーツに至るまで、ことごとく火花を散らし合う緊張が続いていました。そのなかで国家の威信をかけて進められたのが宇宙開発競争です。

1961年にアメリカのジョン・F・ケネディ大統領は、NASAが1960年代のうちに、有人ロケットを月面に着陸させると宣言し、以来莫大な予算をつぎこんでアポロ計画を推進。そしてついに1969年、人類は初めて月面に降り立ち、その模様は世界中に生放送で伝えられたのです。

当時、世界中がこの快挙に沸き返りました。輝かしい科学の進歩が人類の明るい未来を約束するイメージに世界の人々が興奮しました。

しかし、1971年を最後に、アメリカはアポロ計画を中止し、月面の探査もやめてしまいます。以来47年、人類は一度も月に行くことはありませんでした。

それはなぜなのか? アポロ計画とはなんだったのか?

アポロ計画で撮影された写真は約3万2000枚。当時はその一部が公開されただけでしたが、後にNASAがその中から900枚のスキャニングを許可。ここから写真家のマイケル・ライトが129点をセレクトし、初の月面着陸から30周年となる1999年に出版されたのが、本写真集「FULL MOON」なのです。

宇宙飛行士たちがまさに命がけで撮ってきた唯一無二の写真を眺めながら、科学ジャーナリストの柴田鉄治さんに、アポロ計画の意義やエピソードを教えてもらいました。

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最終更新:9/20(金) 7:00
LEON.JP

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