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【千葉県君津市議選】災害の後でも選挙の延期は難しい?|公選法の規定は?選管の判断は?

9/20(金) 5:30配信

選挙ドットコム

千葉県君津市議会議員選挙が9月15日に告示され、22日に投開票が行われる予定です。
先日の台風15号の影響で君津市は停電・断水が続いており、告示前には選挙の延期を求める声も一部で上がっていました。有権者はもちろん、候補者や選挙を行う行政側も台風で被害を受け復旧に追われる真っ最中に行われる選挙となっています。

過去には、阪神淡路大震災や東日本大震災で被災した自治体の選挙において特例法に基づき選挙が延期になった例は存在しますが、今回の君津市議選のケースは何が異なるのでしょうか。選挙ドットコム編集部では、公職選挙法の関係規定を踏まえ識者や実際の選管の方にお話を聞きました。

投票日を先に延ばす「繰延投票(くりのべとうひょう)」の仕組みはある

公職選挙法第57条第1項では、天災や事故を理由に投票ができないときに投票日を先に延ばす「繰延投票(くりのべとうひょう)」という仕組みが定められています。

【公職選挙法第57条第1項】
天災その他避けることのできない事故により、投票所において、投票を行うことができないとき、又は更に投票を行う必要があるときは、都道府県の選挙管理委員会(市町村の議会の議員又は長の選挙については、市町村の選挙管理委員会)は、更に期日を定めて投票を行わせなければならない。この場合において、当該選挙管理委員会は、直ちにその旨を告示するとともに、更に定めた期日を少なくとも二日前に告示しなければならない。

この条文で定められているとおり、災害などが発生して予定していた投票日に投票ができない、あるいはさらに別の日に投票を行う必要があるとその自治体の選挙管理委員会が判断すると、投票日を予定より後の日に設定することができるとされています。過去には2012年8月に台風の影響で鹿児島県和泊町、知名町、与論町の議会選挙と沖縄県竹富町長選挙の投票日が1週間延期された事例や、2014年10月に台風の影響で沖縄県豊見城市長選挙の投票日が1週間延期されたことがあります。

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最終更新:9/20(金) 5:30
選挙ドットコム

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