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業界初の新技術で省人化と充填力アップ両立 オタフクソース本社工場に新ライン

9/20(金) 17:23配信

食品新聞

オタフクソースは省人化と充填能力の向上を同時に実現するマルチラインを本社工場(広島市西区)に導入、今月から稼働を始めた。

最大の特徴は奇数・偶数の2種類のバルブで、充填と洗浄を同時に行うダブルデスビ方式を採用したこと。奇数のバルブが充填中に偶数のバルブで洗浄を行う場合、液替えにかかる時間が60分から15分へと4分の1に短縮される。

さらに食品業界初となる全バルブでの充填も可能で、充填能力は1時間当たり最大1万2千本と従来の2倍になる。中小ロットの商品だけでなく、生産量の多い主要商品や需要が一定の時期に集中する季節商品などにも対応できる。

また、コンベアの幅を自動的に調整し、200mlから1.8Lまで11種類の容器、約90種類の商品に対応。さまざまな種類のラベルが使えるラベラーも導入した。このほか、冷却の際に使用する水を循環しやすいよう工夫し、貯水量を4分の1に削減するなど環境負荷の軽減も図られる。

今回はサークルとスクエアの2つの容器のラインが1つになり、6人で対応していたものが2人に減った。今後、ハンディボトルのラインもマルチラインに集約する計画で、実現すれば8人から2人へ、つまり4分の1の人員削減につながる。

お多福グループは昨年、今後5年間で約50億円を投資する計画を打ち出した。今回の投資額は約10億円。生産技術部の楠和宏部長は「将来的な人材不足を見据え、誰もが扱いやすい設備に変えるとともに、生産能力の向上につなげていく。小ロット品が増えており、多品種への対応を強化する」と話している。

最終更新:9/20(金) 17:23
食品新聞

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