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肉厚マダイに毒なしジャガイモ…ゲノム編集食品が食卓へ「表示義務なし」で不安の声も

9/20(金) 16:28配信

FNN.jpプライムオンライン

血圧を下げるトマト、毒がないジャガイモ、さらに肉厚のマダイ…これらは、いずれも「ゲノム編集食品」だ。

【画像】大きくて分厚い「ゲノム編集マダイ」を通常のものと比較

厚生労働省は、10月1日からこうしたゲノム編集食品の流通の届け出の受付を始めると発表。まもなく食卓にのぼるとみられる。
しかし、消費者庁はゲノム編集食品の表示を義務化せず、任意の扱いにするとしていて、消費者からは不安の声も聞かれた。

女性A:
(表示が)あった方が安心して買えることはありますね。

男性A:
子供たちの世代にどういう影響が出るか心配ですね。

話題のゲノム編集食品について、メリットと不安な点を見ていく。

味や栄養を自在に編集 最新技術で生産量アップ

この写真は、上がゲノム編集されたマダイ、下が通常のマダイだ。ゲノム編集されたマダイは、身の量が通常よりも1.2倍と肉厚になっている。

上から見ると、厚みの違いが一目瞭然。また、肉厚マダイが水槽の中で泳ぐ映像を見ても、目がくぼんで筋肉が発達していることがわかる。

そもそも「ゲノム編集」とは、遺伝子を切断するなどして、遺伝情報を改変する技術のこと。

例えば、この肉厚マダイの場合は、筋肉の発達を抑える遺伝子を切断することで、肉厚に育つような変異が起きる。ゲノム編集は、味や栄養などを自在に変えられる最新の技術だ。

これは、実際にマダイのゲノム編集を行う貴重な映像。まず、マダイから卵を採取して人工授精を行い、次にいよいよゲノム編集へ。
受精卵の中に「遺伝子を切断する物質」を流し込み、筋肉の発達を抑える遺伝子を切断する。

気になる味に変化はあるのか?

近畿大学水産研究所・家戸敬太郎教授:
味はあまり差がないように思いますけど、ちょっとモチっとした食感で、やや普通のマダイよりは柔らかいかなと。

また、価格についても…

近畿大学水産研究所・家戸敬太郎教授:
餌代は少なく(抑えられる)上に、(私たちが)食べる量が増えるということになるので、(値段は)下がりそうな気がします。

ちなみに、よく耳にする「遺伝子組み換え」は、例えば白いバラの遺伝子の一部をパンジーなどの青い性質をもつ遺伝子と組み替えて、自然界には存在しない「青いバラ」などを生み出す技術。
遺伝子を切断するなどして遺伝情報を改変する「ゲノム編集」とは異なる。

また、ゲノム編集で成長を促進させたフグも、1年半で通常のフグよりも大きくなっている。生産量が増えることで、 高級食材のフグも安く食べられるかもしれない。

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最終更新:9/20(金) 16:28
FNN.jpプライムオンライン

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